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機関投資家団体、石油・ガス上流部門の温暖化対策を強化

3月29日、気候変動対策に取り組む主要金融機関の団体「ネットゼロ・アセット・オーナー・アライアンス(NZAOA)」は、石油・ガス上流部門の新規事業に直接投資しないよう加盟機関に訴えた。写真はカーンリバー油田。カリフォルニア州 で1月撮影(2023年 ロイター/Mike Blake)
[ロンドン 29日 ロイター] - 気候変動対策に取り組む主要金融機関の団体「ネットゼロ・アセット・オーナー・アライアンス(NZAOA)」は29日、石油・ガス上流部門の新規事業に直接投資しないよう加盟機関に訴えた。
この取り組みは、脱化石燃料の取り組みを加速させなければならないという科学的なコンセンサスを反映しているという。同団体には年金基金や生命保険などが加盟しており、運用資産は約11兆ドル。
さらに、石油・ガス分野の企業や化石燃料を使用する企業に対し、科学的根拠に基づく二酸化炭素排出量の削減目標設定と脱炭素に向けた計画策定を求めている。
削減目標は企業が直接排出するものだけでなく、自社のエネルギー使用に関連するものや顧客の製品使用に関連するものも対象にすべきとしている。