ニュース速報
ビジネス
東芝株が急反発、6%超高 非上場化を材料視 TOB総額2兆円

3月24日、寄り付きの東京株式市場で東芝株が急反発し、6%高で推移している。写真は東芝のロゴ。川崎市の同社施設で2021年6月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 24日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で東芝株が急反発し、6%高で推移している。午前9時15分現在、東証プライム市場の値上がり率第3位となっている。同社は23日、日本産業パートナーズ(JIP)の再建案を受け入れることを決定し、市場では「これまで買い手との折り合いがつかない状況が長く続いていたため、再建への道筋がより明確になり、買い安心感があるようだ」(国内運用会社)との受け止めが聞かれる。
東芝は、総額2兆円規模の買収により非公開化し、再建を図るJIPは7月下旬をめどに1株4620円で株式公開買い付け(TOB)の開始を目指す。今後は海外投資家など株主が応じるかどうかが焦点となる。
TOBでは全株式の取得を目指しており、買収総額は1兆9987億円となる。JIPは、国内事業会社17社、国内金融機関6社からの出資・融資を含め、買収総額を上回る金額に相当するコミットメントレターを取得しているという。
東証は23日、東芝株を監理銘柄(確認中)に指定した。