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米国株式市場=大幅下落、中国・アップル巡る懸念で
2022年11月29日(火)06時38分
米国株式市場は大幅に下落して取引を終えた。11月15日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
[28日 ロイター] - 米国株式市場は大幅に下落して取引を終えた。中国の主要都市で厳しい新型コロナウイルス対策に対する抗議活動が行われ、景気を巡る警戒感が高まった。また、iPhone生産への影響を巡る懸念からアップルが売られた。
アップルは中国にある主要iPhone生産工場での労働者の抗議を受け、既に逼迫しているハイエンドモデルの生産に一段の打撃が及ぶとの見方から下落。S&P総合500種を大きく圧迫した。
中国では先週末、厳しい「ゼロコロナ」政策に対する異例の抗議活動が各地で行われ、同国経済を巡る懸念が一段と強まった。
USバンク・ウェルス・マネジメントのトム・ハインリン氏は、中国がコロナを封じ込める政策を続けるか、米国などのようにコロナとの共存を選ぶかが注視されると指摘。コロナ自体と中国の政策が来年の株価を左右する重要な要因の一つになるとの見方を示した。
S&P500の主要11セクターは全て下落し、不動産やエネルギーの下げが目立った。
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