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香港のペッグ制、不測の事態に備えている=金融当局トップ

2022年11月07日(月)14時37分

 11月7日、香港金融管理局(HKMA)の余偉文総裁は4日、ロイターの取材に応じ、香港のペッグ制を変更する計画はないが、不測の事態に備えていると述べた。写真は米ドル札と香港ドル札。北京で2016年1月撮影(2022年 ロイター/Jason Lee )

[香港 7日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA)の余偉文総裁は4日、ロイターの取材に応じ、香港のペッグ制を変更する計画はないが、不測の事態に備えていると述べた。

新型コロナウイルス関連規制や中国本土との往来規制の早期緩和を望んでいると指摘。世界の金融機関首脳を招いて開催した「金融サミット」で出た意見に言及し「誰もがさらなる緩和を期待していた」と説明した。

香港ドルを米ドルに対して一定範囲内で連動させるペッグ制については、米国と中国の間で大きな圧力を受けているが、最悪のシナリオに備えているとし、「他の中央銀行と同様にリスク評価とリスク準備はわれわれのDNAに組み込まれている」とし、「あらゆることに備えている」と説明した。

HKMAは、香港ドルのペッグ制範囲の下限割れを防ぐために介入を重ねており、外貨準備は2年ぶりに1000億香港ドルを下回った。

ロイター
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