ニュース速報

ビジネス

FRB、積極行動すべき 高インフレで=クリーブランド連銀総裁

2022年09月27日(火)06時07分

米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は26日、インフレ率が「受け入れがたいほど高い」ため、連邦準備理事会(FRB)は政策金利を引き上げ、当面は制約的な政策を維持すべきと述べた。ニューヨークで3月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[26日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は26日、インフレ率が「受け入れがたいほど高い」ため、連邦準備理事会(FRB)は政策金利を引き上げ、当面は制約的な政策を維持すべきと述べた。

マサチューセッツ工科大学での講演原稿で、「不確実性がある場合、政策当局者はより積極的に行動した方が良い場合がある。なぜなら積極的かつ先制的な行動は最悪の事態を未然に防ぐことができるからだ」と指摘。インフレの評価については「非常に慎重」であり、インフレがピークに達したと確信するには、前月比で数カ月間低下するのを確認する必要があるとしたほか、長期的なインフレ期待についても楽観的にならないようにするとし、インフレ期待は足元でやや低下したが、想定ほど抑制されておらず、再び上昇する可能性があるとした。

さらに政策当局者はインフレ期待の不確実性に直面しており、政策を過度に緩和的にするよりも、むしろ過度に引き締めるリスクを取るべきと主張。「調査によると、長期的なインフレ期待が物価の安定と一致する水準に実際は固定されていないのに十分固定されていると誤って想定した場合、実際には固定されているのに十分に固定されていないと想定した場合よりも経済に対するコストが高い」とした。

メスター総裁は「政策金利のさらなる引き上げが必要になる」とし、「インフレ率を2%まで持続的に低下させるためには、金融政策を制約的なスタンスにし、実質金利をプラス圏に移行させ、当面は維持させる必要がある」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イエメン分離派指導者が出国、UAEが手助けとサウジ

ワールド

トランプ氏、ベネズエラ監視の長期化を示唆 NYタイ

ビジネス

英企業、向こう1年の賃金上昇予想3.7% 若干緩和

ビジネス

金、今年前半に5000ドル到達も 変動大きい年とH
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 5
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 7
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 8
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 9
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 10
    公開されたエプスタイン疑惑の写真に「元大統領」が…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 6
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 10
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中