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一部のECB政策担当者、9月に0.75%利上げ検討を希望=関係筋

2022年08月27日(土)00時24分

欧州中央銀行(ECB)の一部の政策担当者が、9月の理事会で75ベーシスポイント(bp)の利上げを議論したいと考えていることが分かった。5人の関係筋がロイターに語った。 (2022年 ロイター/Ralph Orlowski)

[ジャクソンホール(米ワイオミング州) 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の一部の政策担当者が、9月の理事会で75ベーシスポイント(bp)の利上げを議論したいと考えていることが分かった。5人の関係筋がロイターに語った。

ECBは7月21日の理事会で主要政策金利を50bp引き上げた。インフレ見通しが悪化していることから、9月8日の理事会でも同様の引き上げが見込まれている。

大幅利上げを表立って主張する政策立案者はいないが、米連邦準備理事会(FRB)による75bp連続利上げとユーロ圏のインフレ見通しの悪化が、こうした議論の根拠を強めている。

匿名の関係筋の1人は「必ずしも75bp引き上げを支持するわけではないが、FRBがそうしたのだから、われわれが議論しない理由はない」と述べた。

ECBの広報担当者はコメントを避けた。

域内南部の国の反対が予想されるため75bpの利上げは考えにくいとみられるものの、今回の発言は50bp利上げの可能性を強め、議論にタカ派的勢いが出てきたことを示唆している。

ロイター
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