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独ビオンテックと米ファイザー、特許権侵害で独キュアバック提訴

2022年07月27日(水)11時45分

ドイツのバイオ医薬品企業ビオンテックは26日、新型コロナウイルスワクチンで提携している米ファイザーとともに、独キュアバックが保有する米国特許権を侵害していないとの司法判断を求めて米東部マサチューセッツ州の連邦地裁に提訴したと明らかにした。資料写真、2021年5月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[フランクフルト 26日 ロイター] - ドイツのバイオ医薬品企業ビオンテックは26日、新型コロナウイルスワクチンで提携している米ファイザーとともに、独キュアバックが保有する米国特許権を侵害していないとの司法判断を求めて米東部マサチューセッツ州の連邦地裁に提訴したと明らかにした。

25日に提出された訴状によると、キュアバックが独自のコロナワクチンの開発に失敗した後、ビオンテックとファイザーのワクチン開発成功から利益を得ようとしているという。

キュアバックは今月、ワクチンへのメッセンジャーRNA(mRNA)技術の利用が特許権の侵害にあたるとして、ドイツでビオンテックを提訴。ファイザーや、同じくmRNA技術でワクチンを開発した米モデルナも訴える可能性を排除しない姿勢を示した。

ビオンテックは、キュアバックの米国の特許権は、ドイツと同等だと主張している。

ロイター
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