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エチオピア政府、米国に内戦巡る誤情報の拡散やめるよう要請

2021年11月26日(金)09時58分

11月25日、エチオピア政府は、自国に関する誤情報の拡散をやめるよう米国に要請したことを明らかにした。アジスアベバで3日撮影(2021年 ロイター/Tiksa Negeri)

[アディスアベバ 25日 ロイター] - エチオピア政府は25日、自国に関する誤情報の拡散をやめるよう米国に要請したことを明らかにした。米国務省が「テロ攻撃」の可能性に警告を発したことを受けた。

エチオピアのアビー政権と同国北部ティグレの反政府勢力は1年以上にわたり戦闘を続けており、これまでに数千人が死亡したほか、数百万人が避難を余儀なくされた。

エチオピア政府の報道官はこれまでにも、内戦に関する不正確な情報を広げているとして欧米諸国の政府を批判している。

国営放送EBCによると、ケベデ・デシサ通信相は、「エチオピアではテロリストによる攻撃の可能性がある」として自国民に高いレベルの警戒を呼び掛けた米国大使館の23日の発表文に言及。米国政府は「エチオピアに関する恥ずべきフェイクニュースや中傷」を広めることを控えるべき、と強調した。

今月上旬には、 エチオピアの首都アディスアベバで数万人の市民が集会を開き、内政干渉しているとして米国を非難した。

25日には数十人のデモ隊が米国大使館に怒りをぶつけ、「干渉は非民主的」、「真実は勝つ」と書かれた横断幕を掲げた。

ロイター
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