ニュース速報

ビジネス

中国ファーウェイ、第3四半期は3.7%増収 上期の2桁増から鈍化

2020年10月23日(金)16時21分

 10月23日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の第3・四半期決算は、売上高が3.7%の増加にとどまり、今年前半の2桁の伸びから大幅に鈍化した。米輸出規制や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で、スマートフォンや通信機器などの製品の販売が伸び悩んでいる。写真は深センで昨年7月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[23日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の第3・四半期決算は、売上高が3.7%の増加にとどまり、今年前半の2桁の伸びから大幅に鈍化した。

米輸出規制や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で、スマートフォンや通信機器などの製品の販売が伸び悩んでいる。

ロイターの算出によると、第3・四半期の売上高は前年同期の2095億元から2173億元に増加した。

ファーウェイが発表した1─9月の売上高は6713億元(1004億ドル)。前年同期から9.9%増加した。同社は部門別の売上高を公表していない。

1─9月の純利益率は8.0%。前年同期は8.7%だった。

米国の規制により、ファーウェイはこの春から米国製ソフトウエアや半導体製造装置を事実上得られなくなった。

同社は「Kirin」というチップを開発・製造していたが、コンシューマー・ビジネス・グループ最高経営責任者(CEO)のリチャード・ユー氏は今年に入り「Kirin」の製造を近く停止するとの見込みを示した。アナリストは「Kirin」の在庫が来年には尽きると予想する。

ユー氏は22日、旗艦スマートフォンの新モデル「Mate40」を発表した。Mate40は5nmプロセスで製造された「Kirin 9000」チップセットを搭載する。このレベルのスマホはMate40が最後になる可能性がある。9月には米規制を巡り、新たなモデルが手に入らなくなるとの懸念から中国国内で駆け込み需要が見られた。

しかし、海外では、グーグルモバイルサービス(GMS)へのファーウェイのアクセスを禁止する米規制などにより、販売が低迷している。

カナリスのリサーチ担当者モ・ジア氏は、Mate40は中国で販売が伸びると予想する一方で供給網の問題がでてくると指摘。

「Mate40は大半が中国国内向けの出荷で、販売は問題ないだろう。ただ、Kirin 9000シリーズを搭載した端末の生産は限られ、出荷数に影響がでてくる」と述べた。

ロイターは先週、ファーウェイがスマートフォン事業のうち「Honor(オナー)」ブランドの部分売却を巡り、神州数碼(デジタル・チャイナ)<000034.SZ>など複数社と協議していると伝えた。

*内容を追加します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

再送-情報BOX:バイデン政権の閣僚・要職候補者の

ビジネス

ユーロ圏CPI、11月速報値は前年比ー0.3% 4

ワールド

菅首相と小池都知事、高齢者などのGoToトラベル自

ビジネス

イタリア成長率、第3四半期は前期比+15.9% 回

MAGAZINE

特集:202X年の癌治療

2020-12・ 8号(12/ 1発売)

ロボット手術と遺伝子診療で治療を極限まで合理化 ── 日本と世界の最先端医療が癌を克服する日

人気ランキング

  • 1

    世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...

  • 2

    マオリ語で「陰毛」という名のビール、醸造会社が謝罪 

  • 3

    トランプが要求したウィスコンシン州の一部再集計、バイデンのリードが拡大に

  • 4

    日本の外交敗北──中国に反論できない日本を確認しに…

  • 5

    「なぜ、暗黒物質のない銀河が存在するのか」を示す…

  • 6

    夢の国ディズニーで働くキャストの本音

  • 7

    「実は誰も会った人がいない」韓国政界で囁かれる文…

  • 8

    プレステ5がネット販売で「1秒後に売り切れ」、ゲー…

  • 9

    「夢の国」ディズニーの......リストラが止まらない

  • 10

    金正恩「女子大生クラブ」主要メンバー6人を公開処刑

  • 1

    世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...

  • 2

    プレステ5がネット販売で「1秒後に売り切れ」、ゲーマーの怒りのツイートがあふれる

  • 3

    次期米国務長官から「車にはねられ、轢かれた犬」と見捨てられたイギリス

  • 4

    「燃える水道水」を3年間放置した自治体を動かした中…

  • 5

    熱烈なBTSファンの娘に、親として言いたいこと

  • 6

    11月13日、小惑星が地球に最も接近していた......

  • 7

    中国政府、少数民族弾圧はウイグルに留まらず 朝鮮族…

  • 8

    マオリ語で「陰毛」という名のビール、醸造会社が謝…

  • 9

    オバマ回顧録は在任中の各国リーダーを容赦なく斬り…

  • 10

    トランプが要求したウィスコンシン州の一部再集計、…

  • 1

    アメリカ大統領選挙、郵政公社がペンシルベニア州集配センターで1700通の投票用紙発見

  • 2

    世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...

  • 3

    半月形の頭部を持つヘビ? 切断しても再生し、両方生き続ける生物が米国で話題に

  • 4

    アメリカを震撼させるオオスズメバチ、初めての駆除…

  • 5

    女性陸上アスリート赤外線盗撮の卑劣手口 肌露出多…

  • 6

    アメリカ大統領選挙、ペンシルベニア州裁判所が郵便投…

  • 7

    事実上、大統領・上院多数・下院多数が民主党になる…

  • 8

    プレステ5がネット販売で「1秒後に売り切れ」、ゲー…

  • 9

    世界のワクチン開発競争に日本が「負けた」理由

  • 10

    米爆撃機2機が中国の防空識別圏に異例の進入

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!