ニュース速報

ビジネス

日経平均は小反発、20円高 FOMC控え様子見ムード

2020年09月16日(水)15時41分

東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。外為市場での円高進行が嫌気されて小幅に続落して始まった後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を前に取引見送りムードも強く、大きく売り込まれる展開にはならなかった。写真は株価ボードの前を通る男性。2018年9月28日に東京で撮影。(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 16日 ロイター] -

日経平均<.N225>

終値      23475.53 +20.64

寄り付き    23425.23

安値/高値   23397.43─23506.45

TOPIX<.TOPX>

終値       1644.35 +3.51

寄り付き     1639.02

安値/高値    1637.56─1647.68

東証出来高(万株) 116886

東証売買代金(億円) 21398.7

東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。外為市場での円高進行が嫌気されて小幅に続落して始まった後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を前に取引見送りムードも強く、大きく売り込まれる展開にはならなかった。個別では指数寄与度の高いソフトバンクグループ<9984.T>が4%超高となり、日経平均を1銘柄で約65円押し上げる要因となった。日経平均は終始盛り上がりに欠ける展開となり、値幅は上下約109円にとどまった。

衆議院は16日午後の本会議で首相指名選挙を行い、自民党の菅義偉総裁を新首相に選出した。複数メディアの報道によると、官房長官として支えた安倍晋三内閣の政策を引き継ぐことを明言しており、主要閣僚の多くが再任される見通し。

外為市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和政策を背景としたドル安圧力が続く中、ドル/円は105円前半まで円高が進行している。

日経平均は為替の円高を嫌気し、前営業日比29円66銭安の2万3425円23銭となり、続落してスタート。その後は小幅高でもみあいの展開となった。

市場では「FOMCを控えた見送りムードが強まり、きょうは個別株中心の動きとなった。菅内閣発足となったが、基本的には安倍路線を継承するとされているため、安心感も広がっている。ただ、きょうは円高が嫌気され上値が重くなった」(運用会社)との声が聞かれた。

TOPIXも反発。東証33業種では情報・通信、食料品、医薬品など9業種が値上がり。海運、ゴム製品、鉱業、空運業など24業種が値下がりした。

個別では、ソフトバンクグループが5日続伸し4.64%高。出資する米不動産テック会社が特別目的会社との合併を通じて上場すると伝わったことが注目された。そのほか自動車セクターでは、外為市場でドル/円が105円前半まで円高が進行していることが嫌気され、日野自動車<7205.T>が4%超安、ホンダ<7267.T>、日産自動車<7201.T>、SUBARU<7270.T>が2%超安となった。

東証1部の騰落数は、値上がり1357銘柄に対し、値下がりが732銘柄、変わらずが85銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

過度な為替変動に警戒、リスク監視が重要=加藤財務相

ワールド

アングル:ベトナムで対中感情が軟化、SNSの影響強

ビジネス

S&P、フランスを「Aプラス」に格下げ 財政再建遅

ワールド

中国により厳格な姿勢を、米財務長官がIMFと世銀に
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 2
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口減少を補うか
  • 3
    大学生が「第3の労働力」に...物価高でバイト率、過去最高水準に
  • 4
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 5
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「金の産出量」が多い国は?
  • 7
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 8
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「リンゴの生産量」が多い国…
  • 10
    ビーチを楽しむ観光客のもとにサメの大群...ショッキ…
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 4
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 5
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 6
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 10
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中