ニュース速報

ビジネス

ナスダック最高値、ハイテク株高い 経済回復期待で

2020年07月09日(木)05時51分

米国株式市場は上昇して取引を終了した。ハイテク株が買われ、ナスダック総合が終値ベースの最高値を更新した。ニューヨーク証券取引所で5月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[8日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終了した。ハイテク株が買われ、ナスダック総合が終値ベースの最高値を更新した。新型コロナウイルス感染者の全国的な急増を背景に新たなロックダウン(都市封鎖)措置を巡る懸念はあるものの、経済回復への期待が勝った。

米アップルやマイクロソフトがダウ工業株30種とS&P総合500種の上昇寄与度上位に名を連ねた。S&P情報技術<.SPLRCT>は1.6%上昇。アマゾン・ドット・コムの上昇などを背景に、ナスダックは1.4%高と、ダウおよびS&P500の上昇率を上回り、今月に入り4回目の終値ベースでの最高値更新となった。

米国で確認された新型コロナ感染者数は300万人を突破。カリフォルニア州、ハワイ州、アイダホ州、ミズーリ州、モンタナ州、オクラホマ州、テキサス州の1日当たりの新規感染者数は過去最多を更新した。

ただ投資家は5月の雇用動態調査(JOLTS)や6月の米ISM非製造業指数など直近の好調な経済指標を重視している。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「市場は新型コロナ感染者の急増がもたらす潜在的な影響を無視し続けている」と指摘。米国株は買われすぎとの認識を示した上で、安全資産である金価格が上昇していることに触れ、「市場クラッシュは想定していないが、投資家は現時点で火遊びをしているようだ」と述べた。

終盤には、米セントルイス地区連銀のブラード総裁が雇用者のほとんどが90日以内に復職するとし、年末の米失業率は8%を下回る可能性が高いと述べたことも追い風となった。

一方、来週からの第2・四半期の決算シーズンを控え、様子見ムードも強まっている。

リフィニティブIBESのデータによると、S&P500構成銘柄の四半期利益は前年比で約44%減と、2008年の金融危機以来の落ち込みとなる見通し。

個別銘柄では、米バイオ医薬品大手バイオジェンが4.4%高。アルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」の承認申請を行ったと発表した。

半面、米保険大手オールステートは4.8%安。同業ナショナル・ジェネラル・ホールディングスを現金約40億ドルで買収すると発表した。ナショナル・ジェネラル株価は65.8%上昇した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.48対1の比率で上回った。ナスダックでは1.34対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は104億株。直近20営業日の平均は124億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 26067.28 +177.10 +0.68 25950.06 26109.4 25816.2 <.DJI>

9 5

前営業日終値 25890.18

ナスダック総合 10492.50 +148.61 +1.44 10409.35 10494.6 10350.9 <.IXIC>

4 6

前営業日終値 10343.89

S&P総合500種 3169.94 +24.62 +0.78 3153.07 3171.80 3136.53 <.SPX>

前営業日終値 3145.32

ダウ輸送株20種 9322.43 +43.82 +0.47 <.DJT>

ダウ公共株15種 783.15 +7.56 +0.98 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 2049.76 +29.99 +1.48 <.SOX>

VIX指数 28.06 -1.37 -4.66 <.VIX>

S&P一般消費財 1106.19 +16.70 +1.53 <.SPLRCD>

S&P素材 361.99 -5.36 -1.46 <.SPLRCM>

S&P工業 579.78 -0.19 -0.03 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 612.46 -1.28 -0.21 <.SPLRCS>

S&P金融 385.14 +4.02 +1.06 <.SPSY>

S&P不動産 217.69 -0.35 -0.16 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 275.17 -0.29 -0.11 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1186.27 +0.20 +0.02 <.SPXHC>

S&P通信サービス 188.77 +1.74 +0.93 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1894.65 +29.87 +1.60 <.SPLRCT>

S&P公益事業 292.01 +2.58 +0.89 <.SPLRCU>

NYSE出来高 10.38億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22530 + 160 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 22495 + 125 大阪比 <0#NIY:>

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:「AIよ、うちの商品に注目して」、変わる

ワールド

エアバス、A320系6000機のソフト改修指示 A

ビジネス

ANA、国内線65便欠航で約9400人に影響 エア

ワールド

アングル:平等支えるノルウェー式富裕税、富豪流出で
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場の全貌を米企業が「宇宙から」明らかに
  • 4
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 5
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 6
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 7
    「攻めの一着すぎ?」 国歌パフォーマンスの「強めコ…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    エプスタイン事件をどうしても隠蔽したいトランプを…
  • 10
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネディの孫」の出馬にSNS熱狂、「顔以外も完璧」との声
  • 4
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 5
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 6
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 9
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 10
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中