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日産、アフリカで7モデル発売へ ガーナとケニアに工場新設
日産自動車は、アフリカで今後2年間に新モデル7車種を発売する計画。新型コロナウイルスの流行で販売が低迷する中、成長力の高い市場を重視する。写真は2月、横浜の同社本社で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[ヨハネスブルク 29日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>は、アフリカで今後2年間に新モデル7車種を発売する計画。新型コロナウイルスの流行で販売が低迷する中、成長力の高い市場を重視する。
現地法人のマネジングディレクター、泉信吉氏が明らかにした。
日産は5月発表の通期決算が11年ぶりの赤字に転落。車種数を削減する方針を示した。
泉氏は、アフリカでスポーツ用多目的車(SUV)とクロスオーバー車のラインアップを拡充すると発言。新モデル7車種のうち、4車種はSUVとなる予定という。
同社はアフリカを小型商用車(LCV)のハブとする計画で、人気の高いピックアップトラック「ナバラ」の生産を増やす。ガーナとケニアに工場を開設するという。
投資額や生産台数などの詳細は明らかにしなかったが、日産は昨年、ナバラの生産に30億ランド(1億7407万ドル)を投資する方針を示した。
日産のアフリカ・中近東・インド地域担当チェアマン、ギョーム・カルティエ氏は会見で「ナバラの新モデルを地元で生産する。輸出も検討している」と述べた。