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米国株は3指数が最高値、金融株上昇や決算期待で

2017年10月17日(火)06時48分

 10月16日、米国株式市場は続伸。主要3指数がいずれも終値での最高値を更新し、ダウ工業株30種は2万3000ドルまで50ポイントを切った。8月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は続伸。主要3指数がいずれも終値での最高値を更新し、ダウ工業株30種は2万3000ドルまで50ポイントを切った。金融株が前週の安値から回復したほか、一連の決算発表を控えた買いも入った。

米国債利回りの上昇を受けて銀行株が買われ、JPモルガン・チェースが2.1%高、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が1.6%高で上げを主導。S&P金融指数<.SPSY>は4営業日ぶりのプラスとなった。

ネットフリックスは1.6%高で通常取引を終了し、引け後の決算発表を受けてさらに2%前後上昇している。

アップルはアナリストによる強気の投資判断を好感して1.8%高となった。

チェース・インベストメント・カウンセルのプレジデント、ピーター・タズ氏は「大手の決算発表が始まり、今後2、3週間の相場の方向を左右するだろう」と述べ、大手ハイテク企業の決算に期待が高まっていると指摘した。

S&Pヘルスケア指数<.SPXHC>は下げが目立った。トランプ米大統領はこの日、医療保険市場を巡り議会共和・民主両党が短期の応急措置策定に向け取り組んでいると明らかにした。トランプ大統領は前週、医療保険制度改革法(オバマケア)に基づき保険会社に支払う低所得層向け医療補助金を停止すると発表したばかり。

ニューヨーク証券取引所の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、比率は1.02対1だった。ナスダックも1.10対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約55億株で、直近20営業日平均の59億株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 22956.96 +85.24 +0.37 22892.92 22960.12 22887.12 <.DJI>

前営業日終値 22871.72

ナスダック総合 6624.01 +18.20 +0.28 6622.55 6632.50 6607.03 <.IXIC>

前営業日終値 6605.80

S&P総合500種 2557.64 +4.47 +0.18 2555.57 2559.47 2552.64 <.SPX>

前営業日終値 2553.17

ダウ輸送株20種 9857.15 -79.07 -0.80 <.DJT>

ダウ公共株15種 734.91 -2.34 -0.32 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1224.99 +5.78 +0.47 <.SOX>

VIX指数 9.91 +0.30 +3.12 <.VIX>

S&P一般消費財 727.18 +1.33 +0.18 <.SPLRCD>

S&P素材 365.23 -0.37 -0.10 <.SPLRCM>

S&P工業 613.08 +1.07 +0.17 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 562.33 +0.23 +0.04 <.SPLRCS>

S&P金融 436.29 +2.79 +0.64 <.SPSY>

S&P不動産 202.82 -0.90 -0.44 <.SPLRCREC

>

S&Pエネルギー 505.61 +1.10 +0.22 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 949.42 -3.64 -0.38 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 154.30 +1.19 +0.77 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1050.95 +3.87 +0.37 <.SPLRCT>

S&P公益事業 274.00 -0.48 -0.18 <.SPLRCU>

NYSE出来高 6.95億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 21370 + 100 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 21335 + 65 大阪比 <0#NIY:>

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