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米新規失業保険申請が4週間ぶりマイナス、28.1万件に
7月16日、米新規失業保険申請件数は1万5000人減の28万1000人。写真はニューヨークの採用選考会場で昨年3月撮影(2015年 ロイター/Shannon Stapleton)
[ワシントン 16日 ロイター] - 米労働省が16日に発表した7月11日までの週の新規失業保険週間申請件数は、季節調整済みで1万5000人減の28万1000人と、市場予想以上に減った。4週間ぶりのマイナスとなった。
申請件数は、自動車メーカーが設備更新で工場を閉鎖する夏に乱高下する傾向がある。ただ、生産を続ける企業もあることから、政府による季節変動を調整の計算にゆがみが出る可能性がある。
労働省のアナリストは、今回の統計に通常と異なる要因は特にないと述べた。全ての州が申請件数を報告し、推定ベースの数字はなかったとした。
週ごとの不安定要素を取り除く4週移動平均は、前週比3250人増の28万2500人だった。16週連続で雇用市場の引き締まりを示す基準とされる30万人を下回っている。
昨年の力強さは欠いているものの、雇用市場が引き締まっていることは疑う余地がない。
失業率は現在5.3%で、米連邦準備理事会(FRB)が最大雇用とみなす5.0─5.2%に非常に近づいている。
新規申請後に手当を受け続けている失業保険受給者総数は7月4日までの週で11万2000人減の222万人だった。
受給者比率は前週比0.1ポイント低下の1.6%と、5月中旬以来の低水準となった。





