ニュース速報

ドル110円後半で伸び悩み、年末の調整売りで

2018年12月28日(金)15時32分

[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル安/円高の110円後半。ニューヨーク市場の終盤に米国株が急反発してドルが連れ高となった流れを引き継いで、朝方111円付近まで小幅に上昇したが、年末の調整的な売りを受けて午後は伸び悩んだ。

実需筋の多くは、最近の円高トレンドに鑑みて、ドル売りのリーブオーダーを残して正月休暇に入るもようだ。オーダーが集中しているのが111.50円付近とされ、東京勢が不在となる来週前半も111円半ばに近づくと、ドルの上値が重くなる展開が予想される。

当面の下値めどは心理的節目の110円ちょうど。

「110円を割り込めば108円台までの円高がありうる。108円を下回れば、最近のドル買いの主役だったM&Aに関連するドルロングのヘッジのかけ直しが予想され、ドル売りを加速させる余地がある」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏はみている。

米国の一部の政府機関の閉鎖は、トランプ大統領と議会の歩み寄りが見られないため、越年することが予想され、ドルにとっては売り材料となり得る。

ロイター/イプソスが27日に公表した調査結果によると、米政府機関の一部閉鎖の責任はトランプ大統領にあると考える人が議会民主党員にあると考える人の数を上回った。

市場では、「米国経済の減速の兆候や、米国株の高ボラティリティ、米政治の不安定さなど、リスク要因が山積したまま越年することになり、腰の入ったドル買いはできそうもない」(邦銀)との意見が聞かれた。

ユーロは一時1.1467ドルまで上昇し、約1週間ぶりの高値をつけた。

フランスは前週、来年の財政赤字が対GDP比3.2%と、当初計画の2.8%から増大する可能性があるとの見方を示した。

欧州委員会のエッティンガー委員(予算・人事担当)は27日、フランスの財政赤字が2019年に欧州連合(EU)の上限である対GDP比3%を上回ることは、1回限りなら例外的に容認するとの立場を示した。[nL3N1YW17Q]

市場では「イタリアの財政赤字で食傷気味になっているせいか、フランスの赤字予想を理由にユーロが売られるという展開にはならなかった」(ブローカー)という。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 110.63/65 1.1451/55 126.78/82

午前9時現在 110.83/85 1.1428/32 126.74/78

NY午後5時 110.99/02 1.1429/32 126.88/92

(為替マーケットチーム)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

インドのコロナ死者数、2日連続4000人超 全土封

ワールド

中国のロケット残骸、インド洋に落下と国営メディア 

ワールド

米コロニアル・パイプラインのハッカー、大量のデータ

ワールド

再送-米最大の石油パイプライン停止、サイバー攻撃で

MAGAZINE

特集:韓国ドラマ&映画 50

2021年4月27日/2021年5月11日号(5/ 4発売)

韓国を飛び出し、世界で支持を広げ続ける「進撃の韓流」── いま見るべき映画&ドラマ50作を厳選して紹介

人気ランキング

  • 1

    オーストラリアで囁かれ始めた対中好戦論

  • 2

    メーガン妃を誕生日写真から「外した」チャールズ皇太子に賛否...「彼女に失礼」「ごく普通」

  • 3

    プロポーズを断っただけなのに...あまりに理不尽に殺害された若き女性の悲劇

  • 4

    新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」…

  • 5

    かわいい赤ちゃんの「怖すぎる」声に、両親もスタジ…

  • 6

    新型コロナが「ただの風邪症状を引き起こすウイルス…

  • 7

    激烈受験バトルを風刺し大ヒット!『SKYキャッスル』…

  • 8

    新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタ…

  • 9

    パリス・ヒルトン、ネットで有名なセクシー「パーテ…

  • 10

    利権がつなぐ日本とミャンマー「独自のパイプ」 ODA…

  • 1

    オーストラリアで囁かれ始めた対中好戦論

  • 2

    メーガン妃を誕生日写真から「外した」チャールズ皇太子に賛否...「彼女に失礼」「ごく普通」

  • 3

    かわいい赤ちゃんの「怖すぎる」声に、両親もスタジオも爆笑

  • 4

    パリス・ヒルトン、ネットで有名なセクシー「パーテ…

  • 5

    話題の脂肪燃焼トレーニング「HIIT(ヒット)」は、心…

  • 6

    はるな愛「私のとっておき韓国映画5本」 演技に引き…

  • 7

    プロポーズを断っただけなのに...あまりに理不尽に殺…

  • 8

    新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」…

  • 9

    「心をえぐられた」「人生で一番泣いた」...ハリー杉…

  • 10

    コロナとさえ戦わない絶望の国ニッポン

  • 1

    メーガン・マークル、今度は「抱っこの仕方」に総ツッコミ 「赤ちゃん大丈夫?」「あり得ない」

  • 2

    「お金が貯まらない家庭の玄関先でよく見かける」1億円貯まる人は置かない『あるもの』とは

  • 3

    親日家女性の痛ましすぎる死──「日本は安全な国だと思ってた」母親らが会見で涙

  • 4

    オーストラリアで囁かれ始めた対中好戦論

  • 5

    ヘンリー王子、イギリス帰国で心境に変化...メーガン…

  • 6

    韓国、学生は原発処理水放出に断髪で抗議、専門機関…

  • 7

    ビットコインバブルは2021年ほぼ間違いなく崩壊する

  • 8

    メーガン妃を誕生日写真から「外した」チャールズ皇…

  • 9

    知らない女が毎日家にやってくる──「介護される側」…

  • 10

    脳の2割を失い女王に昇格 インドクワガタアリの驚く…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
「韓国ドラマ&映画50」SNSキャンペーン 売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中