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コラム

なんでウチは貧乏なの?と聞かれたら、こう答えれば子供も納得

2022年04月06日(水)12時25分

「お金のまなびば!」より

<「車も自分の部屋もないからウチは貧乏だ」こんな子供の疑問には何と答えるべきだろうか。日本人の貧困率は年々深刻化していると言われるが、そもそも「貧しさ」の基準は何か。投資家・藤野英人とともに考える>

日本では「お金は汚いもの」と感じる人が多く、公の場でお金の話をすることは恥ずべき行為とみなされる風潮がある。しかし、誰しも子供の頃はあらゆる物事をフラットな目線で見て、素直に思ったことを口にしていたはずだ。

大人として、子供たちのお金に対する疑問にどう答えるべきだろう。例えば、「なんで私の家は貧乏なんですか?」と、あまりにもストレートな疑問を投げかけられたら?

この問いを「おかね名人」こと、ひふみシリーズの最高投資責任者、藤野英人氏が解決する。

藤野氏のYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」内のリモート中継に集まったのは4人の小学生。スタジオでは藤野氏に加え、スピードワゴンの井戸田潤さんが進行役、小沢一敬さんが「おかね初段」として子供たちを迎える。

最初に繰り出された質問が、「なんで私の家は貧乏なんですか?」だった。質問者の菅原小楽(さら)ちゃんは家族でアパートに住む小学5年生。貧乏だと思う理由は、一人っ子にもかかわらず自分の部屋がなく、自家用車も所有していないからだという。

母親によると同級生の保護者に裕福な人が多く、「皆の話を聞いているとうらやましくなる」と小楽ちゃんは言う。

そもそも貧乏の基準とは何か。この問いに対し、同じく小学生の瑠生(るうい)くんからは「貧困には相対的貧困と絶対的貧困がある」と大人顔負けの鋭い回答が。

絶対的貧困とは、国や地域の生活レベルとは無関係に、必要最低限の生活水準を維持できない状態のこと。一方、相対的貧困はその国の文化水準・生活水準と比較して困窮した状態を指す。

まずは「おかね初段」の小沢さんが「笑っていられるだけで、気持ちのお金持ちなんだよ」と話すが、それでは小楽ちゃんは納得しない。そこで登場するのが「おかね名人」藤野氏。

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「お金のまなびば!」より

藤野氏は、「毎日満足な食事をとれていて、それで貧乏と言えるのだろうか」と指摘。だが藤野氏自身、高校時代はお金持ちの同級生に囲まれていたことで、劣等感に苛まれたと振り返る。

しかし、食べ物には困らなかったし、いろいろなことに挑戦できた。「実は自分は恵まれていた」とあとから気づくことができたという。

プロフィール

藤野英人

レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長、CIO(最高投資責任者)
1966年富山県生まれ。国内・外資大手資産運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。投資啓発活動にも注力しており、東京理科大学MOT上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、日本取引所グループ(JPX)アカデミーフェロー、一般社団法人投資信託協会理事を務める。主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『さらば、GG資本主義――投資家が日本の未来を信じている理由』(光文社新書)など。

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