Aditya Kalra

[ニューデリー 11日 ロイター] - 英蒸留酒大手のディアジオは、インド政府が適正な手続きを経ずに、同社の人気ラム酒ブランドを誤表示を理由に販売禁止としたと法廷で主張した。

インドの規制当局は、誤表示や人工香料の不適切な添加を理由に、一部の州でディアジオおよびインドのインブリューが製造する多数のウイスキーおよびラム酒ブランドの販売を禁止し、酒類業界に懸念が広がっている。

ディアジオがインドの証券取引所に提出した非公開の書類によると、ディアジオ・インディアの子会社ユナイテッド・スピリッツは法廷で、マハラシュトラ州で製造された「マクダウェルズ・ナンバー1・セレブレーション・マチュアードXXXラム」に対する販売禁止命令を発令した食品安全担当官には法的にその権限がなく、食品分析官の報告書を用いて販売禁止命令を下すことで適正な手続きを迂回したと主張した。

ディアジオの1日付の裁判所提出文書によると、インド食品安全基準局(FSSAI)は、販売禁止命令の発令から数日後に香料の表示に関する規制について業界との協議を開始しており、同社は「FSSAI自身が問題について積極的に検討している最中に販売禁止命令を継続することは、時期尚早であり、商業的に不利益をもたらすものだ」と指摘した。

FSSAIとディアジオは、ロイターの取材にすぐには回答しなかった。政府筋はディアジオの主張に異議を唱え、FSSAIが酒類メーカーの要請に応じて業界と協議を行っているに過ぎないとロイターに語った。

オンラインの裁判記録によると、ディアジオの異議申し立ては10日にムンバイ高等裁判所で簡潔に審理されたが、裁判官は直ちの救済措置を却下し、連邦政府に対し8月19日までに回答するよう求めた。

これとは別に、ロイターが10日に報じたところによると、インドの検査官は先週、安全な再生プラスチックを使用して製造されたことを示す表示がないとして、ディアジオの酒類ボトル約1万8000箱を押収した。

インドを主要市場とするディアジオは法令を遵守していると説明している。

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