Johann M Cherian
[12日 ロイター] - ギリシャのミツォタキス首相の首席経済顧問ミハイル・アルギル氏は、 森林火災と熱波がギリシャや周辺地域にとって中長期的な財政リスクを一段と高めているとの認識を示した。
同氏はロイターに対し、「こうした事象は多くの面でより頻繁かつ深刻になっており、重大なリスク要因だ。ギリシャだけでなく地中海地域全体にとって、中長期的な財政リスクとなっている」と語った。
リスクへの対応として、政府は主要観光地で水・エネルギーインフラを強化する投資戦略を進めており、民間資金の誘致も目指していると述べた。気候変動に伴う損失に対する保険適用を改善する措置を検討していることも明らかにした。
追加投資の財源については主に、地下経済への取り締まり強化による税収増で賄う方針を示した。
政府には大規模災害時に資金を確保できる「大災害債」の新規発行計画はないものの、検討に値するアイデアだとした。
ミツォタキス氏は来年の総選挙をにらみ、企業や労働者、個人事業主を対象とした税制優遇措置を来月にも発表する見通し。アルギル氏はこれらの措置が財政規律を損なうことはないと説明した。