コラム

アフリカに「モビリティ革命」を仕掛ける日本人の猛者...スタートアップ起業家、佐々木裕馬の正体

2023年10月17日(火)08時00分

別の社員も「社長はきびしい面もある。でも本当にエチオピアの未来のために一生懸命なのが分かる。なのでついて行きたいと思う。この会社の製品がアフリカの未来の土台になるんだと思いますね」

東京大学医学部の開設に貢献し、日本に医学を広めたジェームス・ヘボンや、貿易会社を通じ西洋技術の導入に貢献したトーマス・グラバーなど。日本の近代化は多くの外国人の貢献によって加速した。佐々木氏もアフリカの発展に大きく貢献した外国人として、歴史に名を残すかもしれない。そう感じさせる器の人物だった。

プロフィール

湯川鶴章

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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