最新記事
米中関係

TikTokは「プロパガンダの道具?」...売却後も残る「中国の影響」と「アルゴリズム支配」

UNDER THE INFLUENCE

2026年2月26日(木)15時00分
マイカ・マッカートニー
米中対立とSNS利用を示すコラージュイメージ

FROM TOP: WE ARE/GETTY IMAGES, ISRAEL SEBASTIAN/GETTY IMAGES

<禁止は回避された。だが「安全になった」とは言い切れない。鍵を握るのは、データではなく「おすすめ」を決める仕組みだ──>

アメリカでのサービス停止という事態は回避できたが、疑念を晴らせたとは言い難い。

中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は依然として、中国政府によるアメリカでのプロパガンダ活動に利用されるのではないかという疑いの目で見られている。


ドナルド・トランプ米大統領は昨年9月、中国の習近平(シー・チンピン)国家主席と電話で会談し、TikTokのアメリカ事業を中国のバイトダンス(北京字節跳動科技)社からアメリカ側に売却することで合意。この1月に、事業売却の取引が完了した。

TikTokのアメリカ事業を引き継ぐのは、アメリカの投資家連合主導の新しい合弁会社「TikTok USDS」。

クラウド大手のオラクル、投資会社のシルバーレイク、アラブ首長国連邦(UAE)のAI(人工知能)関連投資会社のMGXがそれぞれ15%ずつ株式を保有し、バイトダンスの持ち株比率は19.9%となる。

今後はこの新会社がデータセキュリティーをコントロールし、アメリカの利用者のデータを基にコンテンツ推奨のアルゴリズムを訓練し直す。

資産運用
「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒れる今こそ投資家が目を向ける「世界通貨」とは
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ニデック、永守名誉会長が辞任 「名実ともに完全に身

ビジネス

豪ブルースコープ、150億豪ドルの買収提案拒否 協

ビジネス

利上げペースはデータや金融環境次第、海外情勢にも目

ビジネス

日経平均は3日続伸、一時5万9000円台 買い一巡
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    最高裁はなぜ「今回は」止めた?...トランプ関税を違…
  • 5
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 6
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 7
    2月末に西の空で起こる珍しい天体現象とは? 「チャ…
  • 8
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 8
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 9
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中