豪ブルースコープ、150億豪ドルの買収提案拒否 協議の余地残す
2024年2月、オーストラリアのポートケンブラにあるブルースコープの製鉄所で撮影。REUTERS/Lewis Jackson
Scott Murdoch Christine Chen
[シドニー 26日 ロイター] - オーストラリアの鉄鋼大手ブルースコープ・スチールは26日、豪SGHと米スチール・ダイナミクスによる150億豪ドル(107億ドル)規模の修正買収提案を拒否したと発表した。
これを受け、同日の豪株式市場でブルースコープ株は一時5%近く下落した。一方で同社は、条件次第で協議を継続する方針も示している。
ブルースコープ取締役会は、1株当たり34豪ドルの修正提案について「(ブルースコープの適正価値を反映しておらず)株主に推奨するには不十分だ」と表明。特に北米資産の評価根拠を明確にするよう求めている。
スチール・ダイナミクスによるブルースコープへの買収提案は、SGHとの共同提案を含め、今回で5度目の拒否となる。
ブルースコープのジェーン・マカルーン会長はSGHとスチール・ダイナミクスに宛てた書簡で、北米資産の評価や買収資金の調達構造の詳細、提示額の引き上げなどの条件が満たされれば、資産査定(デューデリジェンス)に向けた情報開示を含め、さらなる協議に応じる意向を示した。
ミルフォード・アセット・マネジメントのシニアアナリスト、グレッグ・キャシディ氏は「取締役会は完全に拒絶したわけではない。価格の算定根拠を巡る話し合いの余地を残しており、最終的に合意に至る可能性はある」とみている。





