最新記事
インタビュー

「よく来たね」...ジョン・レノン暗殺犯に会った記者が明かす、犯行に至った「引き金」とは

The Long And Winding Road

2025年12月19日(金)18時57分
長岡義博 (本誌編集長)

newsweekjp20251219083522.jpg

レノンはベトナム反戦を訴える若者のカリスマだった(写真は1970年) BETTMANN/GETTY IMAGES

──青木さんが40年前に取材を始めることになったきっかけは。

80年12月8日にジョン・レノンが殺されたと聞いた時のショックです。私は73年から5年間、音楽記者をやっていたんです。よくジョンのことも書いていた。

それが突然、あの衝撃。あの日どこでそのニュースを聞いたか、ということはみんな覚えていたと思います。

ジョン・レノン殺害が何だったのか、どうしても知りたくて、それでいろいろ調べたんです。そしたら今度はチャップマンの奥さんがハワイに住む日系人だと聞いて。とにかくハワイに取材に行きました。

ところが人生は不思議なもので、3年後にニューズウィーク日本版が創刊前にニューヨーク支局を作る人が必要なので行きませんかと誘われて、ニューヨークに行くことになった。

──その後、ニューヨーク州の刑務所に収監されているチャップマンとやりとりを続けたが、彼からの手紙にあった「あなたの写真を送ってください」という衝撃の一文で取材を躊躇する気持ちになった。30年以上たってから取材を再開したのは青木さんの夫で作家のピート・ハミルさんとジョンとの過去のつながりがきっかけだったということでしょうか。

ピートはずっと元気だったんですけど、その頃(18年)具合が悪くなって、(マンハッタンから)故郷のブルックリンに帰りたいって言い出したんです。山ほど資料はあるし、とてもできないと思ったけど、執拗に迫るわけです。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均は急反発、史上最高値を更新 好材料重なり安

ワールド

中国主席、ウルグアイ大統領との会談で「平等な多極化

ビジネス

アムンディ、第4四半期純資金流入が予想上回る ドル

ビジネス

ユニクロ、1月国内既存店売上高は前年比14%増 防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 3
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 7
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 8
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 9
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 10
    共和党の牙城が崩れた? テキサス州で民主党が数十…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中