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東南アジア

中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも安全でもない「世紀のプロジェクト」

Mega-Dam Power Move

2025年11月12日(水)21時10分
ビベク・バンダリ(ジャーナリスト)

ヤルツァンポ川はここでUターンしてヒマラヤ山脈を横切り、南下してインドの平原に入ってブラマプトラ川となり、バングラデシュでジャムナ川と名を変えて最後はベンガル湾に注ぐ。

四川省と雲南省の水力発電所は既に稼働中で、専門家はチベット高原上流の河川を大規模な水力発電の最後のフロンティアとみている。

ドイツのベルリン自由大学のサブリナ・ハビヒゾビガラ教授(現代中国学)は、中国政府はチベットをアジアの給水塔だけでなく中国のクリーンエネルギーのハブと見なし、チベットの河川を再生可能エネルギーの拠点に変えていると指摘。

チベットには保護区が多く、多様な生物が生息する生物多様性ホットスポットにも選定されているが、「中国の政策には根本的な矛盾」があるという。

「保護区はエネルギー開発地域と重複しがちで、大抵は生態系の脆弱性よりも国の開発計画が優先される。

中国は、チベットの生態学的環境の破壊とまではいかないにしても、開発のために環境を犠牲にすることをいとわないだろう」

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