最新記事
ウクライナ戦争

「ロシアはモルドバやルーマニアを狙っている」...ゼレンスキーが警告、モルドバ大統領も危機感

2025年6月12日(木)17時30分
ゼレンスキー大統領。キーウにて

6月11日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、滞在先の南部オデーサ州でメッセージングアプリ「テレグラム」に「ロシアは他の無数の都市を破壊してきたように、オデーサを破壊したがっている。ロシアの軍事計画はこの地域、そしてモルドバやルーマニアとの国境を狙っている」と警告した。5月19日、キーウで撮影(2025年 ロイター/ Thomas Peter)

ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、滞在先の南部オデーサ州でメッセージングアプリ「テレグラム」に「ロシアは他の無数の都市を破壊してきたように、オデーサを破壊したがっている。ロシアの軍事計画はこの地域、そしてモルドバやルーマニアとの国境を狙っている」と警告した。その上で「私たちには今、保護が必要だ。しかしそれ以上に、このようなことが二度と起こらないように長期的な保証が欠かせない」とし、ロシアのさらなる軍事的脅威を防ぐために圧力を強化するように呼びかけた。


ウクライナ・南東欧首脳会議(サミット)への出席のためにオデーサを訪れたゼレンスキー氏は、ロシアとの戦闘について「南東欧と黒海の安全保障は不可分だ。今日わが国は自国のためだけでなく、新たな地域政策の礎とするために戦うことを余儀なくされている」と言及した。

3つの港を抱えるオデーサはロシア軍の空爆の標的にされることが多く、今月9日には救急医療施設と産婦人科施設、住宅が大規模なドローン(無人機)攻撃の標的となった。

投資
「FXで長期投資」という投資の新たな選択肢 トライオートFX「世界通貨セレクト」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、日本の自衛隊統合演習に抗議 「国境近くで実

ワールド

トランプ氏、カナダとの貿易交渉再開を否定

ビジネス

情報BOX:大手証券、12月利下げを予想 FRB議

ワールド

米中エネルギー貿易「ウィンウィンの余地十分」=ライ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 7
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 8
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 9
    【ロシア】本当に「時代遅れの兵器」か?「冷戦の亡…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中