「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
Tesla Stock is Struggling
中国勢の台頭に直面
欧州での市場シェア低下からもわかるように、テスラは、独フォルクスワーゲンなどのライバル企業だけでなく、上海汽車集団(SAICモーター)といった中国勢との競争にも直面している。
広東省深セン市に拠点を置く比亜迪(BYD)は、このところテスラに迫る勢いを見せている。2025年2月には、英国での販売台数で初めてテスラを上回ったことが、英自動車工業会(SMMT)のデータで明らかになった。同時にBYDは、テスラがかねてから未来戦略の柱としてきた、安価な自動運転機能の搭載も始めている。
アナリストはまた、マスク氏がトランプ政権に関与することで、テスラ株主が差し迫っているとみなしているであろう優先事柄に集中できていない可能性を危惧している。これに加えて、マスク氏が政治的な姿勢を強め、欧州全域の極右政党支持を表明していることなどから、テスラの顧客ベースが離れていく怖れもある。世論調査によれば、テスラの顧客層は左寄りだ。
B・ライリー・ウェルス(ボストン)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、アート・ホーガン氏は、ロイターに対して次のように語っている。
「マスクは、現場で細かく指示を出すタイプの経営者だ。ホワイトハウスの執務室であれほど長い時間を過ごしているのなら、自ら率いる上場企業を含めた企業の経営に、どのくらい時間を割いているのだろうか」
報道によれば、一部のテスラ車オーナーの中には、マスクの政治的な動きへの反応として、所有していたテスラ車を売却したり、新規注文をキャンセルしたりする人が出ているようだ。世論調査によれば、多くの見込み客が、同様の政治的な理由からテスラを敬遠し、代わりに海外メーカーの電気自動車を選んでいると示唆されている。
(翻訳:ガリレオ)

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