最新記事
ロシア

ロシア・クルスク州の軍用空港にウクライナがミサイル攻撃...クラスター弾で目の前が連続爆発する瞬間映像

Russian Airfield Hit in ATACMS Strike: Repor

2024年11月30日(土)19時11分
マヤ・メーララ

バイデンによる攻撃の承認で両国の報復合戦が激化

ウクライナはこの日、軍用飛行場の他にも、ロシア西部にあるロシア軍のミサイル生産拠点である、タイフーン工場も攻撃した。この工場は、防空システム、戦闘車両、沿岸部隊用の部品を生産している。

ウクライナが米国製のATACMSを使ってロシアを攻撃したのは今回が初めてではない。ジョー・バイデン米大統領がウクライナに対し、米国供与の長射程ミサイルを使ったロシア領内への攻撃を承認した直後の11月19日、ウクライナ軍はロシア西部ブリャンスク州のロシア軍兵器庫に攻撃を行った。

ウクライナは翌20日には、英国とフランスが共同開発した長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を使って、クルスク州のロシア軍施設を攻撃した。これを受けてロシアは、「より強力な」対応を取ると表明した。

バイデンの承認以来、ロシアとウクライナ間の緊張は高まっており、両国は互いに報復攻撃を行っている。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11月24日、ロシアが「ウクライナの10以上の地域に向け、攻撃用ドローン約150機、航空爆弾、ミサイル」を発射したとXに投稿した。

ゼレンスキーは、「残っている空中目標に対して、戦闘作戦は現在も継続中である」と説明。また、ロシアの攻撃によりウクライナのハルキウ、オデーサ、ザポリージャが被害を受けたと述べた。

ニューズウィーク日本版 高市早苗研究
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月4日/11日号(10月28日発売)は「高市早苗研究」特集。課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、安全保障上の脅威と見なす中国ハイテク企業への規

ビジネス

ロスネフチ独事業は制裁対象外、米政府が書面で確認=

ワールド

米ビザ、7―9月期の純収入は12%増

ワールド

ノルウェーの石油採掘許可は人権侵害に当たらず、EC
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 2
    コレがなければ「進次郎が首相」?...高市早苗を総理に押し上げた「2つの要因」、流れを変えたカーク「参政党演説」
  • 3
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大ショック...ネットでは「ラッキーでは?」の声
  • 4
    楽器演奏が「脳の健康」を保つ...高齢期の記憶力維持…
  • 5
    「ランナーズハイ」から覚めたイスラエルが直面する…
  • 6
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 7
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 8
    「何これ?...」家の天井から生えてきた「奇妙な塊」…
  • 9
    「死んだゴキブリの上に...」新居に引っ越してきた住…
  • 10
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 10
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中