VW車、米税関差し押さえ 違法な中国製部品使用で
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は14日、米国の港で通関できずに留め置かれている数千台に上る車両について、遅延は3月末までに解消するとの見通しを示した。写真は、同社のロゴ。2019年11月8日に上海で撮影。(2024年 ロイター/Aly Song)
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は14日、米国の港で通関できずに留め置かれている数千台に上る車両について、遅延は3月末までに解消するとの見通しを示した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は同日、「ポルシェ」のスポーツカーとSUV(スポーツタイプ多目的車)約1000台、「ベントレー」数百台、「アウディ」数千台に強制労働防止法に違反した中国製部品が使用されていることから米国の港で税関職員が差し押さえたと報じた。
VWは電子メールの声明で、問題は小型の電子部品に関連しており、代わりの部品が到着次第交換していると説明した。
FTは、問題は1月中旬に見つかったが、納車がどれくらい遅れるのかは不明だと伝えた。VW広報担当によると、顧客への納車の遅延は3月末まで続く可能性があるという。
VWは人権侵害の申し立てを非常に深刻に受け止めており、調査の結果、重大な違反が確認された場合は、サプライヤーとの関係を打ち切る可能性があると述べた。
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