タイの漁師にブラジルの砂丘、他にも... フィリピン観光PRの新映像、一部国外で撮影されていた
知人からの一報で発覚
問題を最初に指摘したブロガーのサソット氏は、Facebookへの投稿を通じ、映像に疑問を抱いたきっかけを語っている。
それによるとサソット氏は高校時代の知人から、前述の投網のショットについて、この知人が使ったのと同じストック映像が使われているとの情報を得たという。知人はこれがタイで撮影された素材だということを知っていたため不自然に感じ、ブロガーのサソット氏に一報を入れた。
ストック映像とは、複数の映像プロジェクトで使い回す目的で販売・配布されている素材を指す。特定のプロジェクト向けのオリジナル映像ではない反面、撮影チームが現地に出向かなくても手軽に映像を入手できる利点がある。
情報を受けたサソット氏は制作関係者に接触し、不適切な素材が使用された経緯を調査した。得られた情報によると、本来このシーンはフィリピン諸島の中程に位置するボラカイ島で4月29日に撮影が予定されていたものの、フライトの前日になって撮影クルーはキャンセルを告げられたという。何らかの事情で撮影できなかったショットを既存のストック素材で補った際、撮影地の確認を怠ったという経緯のようだ。
氏はほかにも疑わしいショットがあるのではないかと調査を進め、少なくとも5つのショットがフィリピン以外の情景を映したものであると突き止めている。
不適切なストック素材を使用
米CNNによると広告代理店は、「イメージ映像にストック素材を使用することは業界の標準的な慣行ですが、国外のストック映像を使用したことは当代理店側の不運な見落としでした」と述べ、結果的に観光キャンペーンの目的に沿わない「非常に不適切な」行為であったと認めている。
BBCの報道によると、フィリピンのクリスティーナ・ガルシア・フラスコ観光長官は問題の発覚以前から、適切な素材を使用するよう広告代理店に重ねて求めていたという。同観光長官は、こうした確認のたびに代理店側は、「すべての素材のオリジナリティと所有権が適切であると繰り返し観光省に対して保証した」としている。
CNNによるとフィリピン観光省は、動画に関しては広告代理店が自費で製作したものだと述べ、直接的には公金は投入されていないと強調している。一方でフィルタイムスは、「Love the Philippines」キャンペーン全体を通じて同広告代理店に4900万ペソ(約1億3000万円)が支払われると指摘しており、動画制作もこの契約内に含まれていた可能性がある。
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