最新記事

カタールW杯

クロアチアの勝利に泥?イスラム教国で巨乳を誇示する挑発美女

Miss Croatia wears revealing bra top in Qatar, locals seen taking photos

2022年12月6日(火)20時07分
クリスティン・カパラス

クロアチアの強敵はモドリッチだけではない!?(12月5日、対日本戦) Marko Djurica-REUTERS

<カタール政府は地元の保守的な文化を尊重して「派手な衣装は控える」よう求めていたが>

サッカーワールドカップ(W杯)の開催国カタールは、敬虔なイスラム教国。世界から集まるサポーターにも、その文化を尊重し、派手な服装や公の場での愛情表現などは慎むよう要請してきた。

だが、そんな願いもお構いなし、スタジアム内外をかなりの露出度で歩き回って注目を集める女性がいる。元ミス・クロアチアのイバナ・ノールだ。クロアチア代表の応援でも、クロアチア国旗と同じ赤と白の市松模様のブラトップとレギンスだけ。

ニヤニヤしながらノールの写真を撮るカタール人男性の写真も流出した。

【画像】カタール人の目を白黒させた、クロアチア元ミスの「冒涜」ファッション

カタールの著名な実業家モハマド・ハサン・アルジェファイリは、カタールの名誉を守る必要を感じたらしい。カタール人はノールの格好が好きだから撮影した訳ではないとツイートした。

「彼らが写真を撮ったのは、彼女の服装が私たちの文化には不適切だと感じたからだ」と強弁。当局に彼女のことを通報するために写真を撮ったのだ、とつけ加えた。

クロアチア人の間からも「やりすぎ」の声

ノールはクロアチア国旗をモチーフにさまざまな服装を披露している。水着のようなボディスーツやショートパンツ姿で表を歩いたこともあった。「衣裳」はどれも、胸の谷間が強調されたものだ。

ノールの挑発的な態度には、クロアチア人を含む多くの人から非難の声が上がっている。カタールの厳しい法律に憤る声はあるが、それでも多くの人が、地元の文化をあからさまに軽んじる彼女の行動は「やりすぎ」だと感じている。

ニューズウィーク日本版 ISSUES 2026
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU・仏・独が米国非難、元欧州委員らへのビザ発給禁

ワールド

ウクライナ和平の米提案をプーチン氏に説明、近く立場

ワールド

パキスタン国際航空、地元企業連合が落札 来年4月か

ビジネス

中国、外資優遇の対象拡大 先進製造業やハイテクなど
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足度100%の作品も、アジア作品が大躍進
  • 2
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者・野村泰紀に聞いた「ファンダメンタルなもの」への情熱
  • 3
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これまでで最も希望が持てる」
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 6
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 7
    ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測…
  • 8
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 9
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 10
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 9
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中