最新記事

韓国

韓国ユン大統領が大炎上 バイデンと面談後、米議会をディスり「あのXXども......」

2022年9月22日(木)21時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
韓国の尹錫悦大統領

放送禁止用語を発言したことで大炎上した韓国の尹錫悦大統領 SBS / YouTube

<旅の恥はかき捨てと思ったのか、つい口を出たのは放送禁止用語だった──>

ニューヨークで行われている国連総会に出席するために訪米した韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が、側近たちに向けた問題発言がテレビカメラに捉えらた。折しも本会議を開催している韓国国会でもこれが取り上げられ大炎上となった。SBSなどの韓国メディアが報じた。

バイデンとわずか48秒の"会談"

国連総会で現地時間20日に一般討論演説を行ったユン大統領は、翌21日にバイデン米大統領が主催するグローバルファンドの会議に出席。この会議は途上国のエイズ、結核、マラリアの三大感染症対策や保健システム強化などへの資金配分を決定しているもので、バイデン大統領も出席した。

当初はバイデン大統領との首脳会談を希望していたユン大統領だったが、バイデン大統領側がニューヨーク滞在時間を短縮したため、会談は見送られた。

本来であれば、米国の「インフレ抑制法」の導入で米国外で製造された電気自動車(EV)が2023年から税額控除対象外となることを回避するためにバイデンと交渉したかったユン大統領だったが、首脳会談が見送られたために、当初予定になかったグローバルファンドの会議に参加したのだ。

しかし、ホスト役のバイデン大統領は当然ながら忙しく、ユン大統領が会話できたのはステージ上で立ちながらのたった48秒だった。

相手にされなかった憂さ晴らしで放送禁止用語?

結局、ユン大統領にとって今回の米国訪問の一つの柱であった韓国製自動車の「インフレ抑制法」適用除外は果たせずじまいに終わった。

ここまでなら「外交的成果を出せず」といった消極的評価を受けただけで済んだだろう。ところが、ユン大統領はバイデン大統領との会話を終えて、ステージを降りたところで同行していた朴振(パク・ジン)外相と金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長らに向かって、放送禁止用語を使って愚痴をこぼした。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日産、3代目「リーフ」を米で今秋発売 航続距離など

ワールド

ロシア安保高官が今月2回目の訪朝、金総書記と会談 

ビジネス

アングル:日銀、経済下押しの程度を注視 年内利上げ

ワールド

トランプ氏、ミネソタ銃撃事件で知事への電話拒否 「
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 3
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染みだが、彼らは代わりにどの絵文字を使っている?
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 6
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 7
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 8
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 9
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 10
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 3
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 4
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 7
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 8
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中