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「うんちカプセル」のすご過ぎる効果

2017年12月25日(月)12時15分
ケイト・シェリダン

不快感も費用負担も軽く

カオらの研究では、経口カプセルのほうが患者の感じる不快感が少ないことも分かった。「まったく不快感がない」と回答した人の割合は、カプセルを投与したグループ(57人)が66%、内視鏡による移植を受けたグループ(59人)は44%だった。

カプセルでも内視鏡移植でも効果は変わらない一方、治療費はかなり違う。カプセルなら約300ドル、内視鏡による移植の場合は900ドル近い。

便移植療法はCDIの標準的な治療法になりつつあると、カオは指摘する。「CDIの患者にはほかに有効な治療法がない」。米食品医薬品局(FDA)は13年、医師がCDI患者にこの治療法を試みることを許可。ほかの病気については臨床試験のみ認められており、現在は潰瘍性大腸炎や小児クローン病などを対象に100件を超える試験が行われている。

うんちカプセルの出番がますます増えるかも。


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[2017年12月26日号掲載]

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