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米軍がシリアにミサイル攻撃、化学兵器「使用」への対抗措置

2017年4月7日(金)14時10分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

トランプ政権内では攻撃に際して、「情勢分析を継続して麻痺状態に陥る」ことを危惧して直ちに軍事行動を開始するよう主張する意見があった一方で、ロシアの反応など、軍事行動の二次的、三次的な影響を憂慮する意見もあったという。

今後米軍が、アサド政権に対して攻撃を拡大するかどうか、現時点では不明だ。

【参考記事】トランプ外交の方針転換は「正常化」の兆しなのか

米上院軍事委員会の委員長を務める共和党のジョン・マケイン上院議員は声明を出し、今回の作戦が「アサド政権に対してアメリカがもう手をこまねいていることはない、という重要なメッセージを送った。プーチンのロシアの支援を受けるアサド政権は、化学兵器とたる爆弾(編集部注:火薬と燃料をつめた爆弾。広い範囲に被害を及ぼすために無差別攻撃を引き起こす)でシリアの民間人を虐殺している」と、述べている。

さらにマケインは声明で、トランプ政権に対して「同盟国などと協調して新たに包括的な戦略を構築し、シリアでの戦闘に終止符を打つ」ことを求めた。

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