最新記事

欧州連合

英とEU、改革案で大筋合意、移民問題は首脳会議に持ち越し

英国のEU残留・離脱を問う国民投票に向け、3月上旬までに最終合意が必要

2016年2月14日(日)10時08分

2月11日、英国とEUの交渉担当者は、英国をEUに残留させるための改革案について大筋合意した。写真はロンドンで昨年11月撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)

 英国と欧州連合(EU)の交渉担当者は11日、英国をEUに残留させるための改革案について大筋合意した。ただ、利害が対立する移民など一部の問題については、来週の首脳会議で詰めの協議を行う見通しだ。

 EU各国交渉担当者はブリュッセルで、トゥスクEU大統領が先週提示した改革案への小幅な修正をめぐり協議。外交筋によると、テクニカル的・法律的な問題を明確する上で「大幅な前進があった」という。

 外交筋は「ただし、主要な政治的な問題はまだ残っており、来週の首脳会議で協議する予定だ」としている。キャメロン英首相は、18─19日のEU首脳会議で、改革案で最終合意することを目指している。

 英国は移民の大量流入を阻止するため、他のEU加盟国から来る労働者に対して一定期間、英国民と同等の社会保障を付与することを拒否できる権利を要求しているが、その期間をめぐる交渉が難航している。

 ただ、英国のEU離脱を阻止するという点では、EU交渉担当者は一致しているという。キャメロン首相は、EUと改革案で合意した上で、6月にEU残留・離脱を問う国民投票を実施することを望んでいるとされるが、それには3月上旬までには改革案で合意する必要がある。

  

[ブリュッセル 11日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニュース速報

ビジネス

アップル株、iPhone8需要低迷を投資家が懸念

ワールド

スペイン政府、カタルーニャ州の自治権停止を協議へ

ワールド

米空母が日本海で韓国軍と合同演習、北朝鮮に圧力

ワールド

英首相、EU首脳に離脱交渉の進展求める サミット前

MAGAZINE

特集:中国予測はなぜ間違うのか

2017-10・24号(10/17発売)

何度も崩壊を予想されながら、終わらない共産党支配──。中国の未来を正しく読み解くために知っておくべきこと

グローバル人材を目指す

人気ランキング

  • 1

    iPhoneX(テン)購入を戸惑わせる4つの欠点

  • 2

    iPhone8はなぜ売れないのか

  • 3

    トランプ、金正恩の斬首部隊を韓国へ 北朝鮮に加え中国にも圧力か?

  • 4

    自分を捨てた父親を探したら、殺人鬼だった

  • 5

    NYの電車内で iPhoneの「AirDrop」を使った迷惑行為…

  • 6

    北朝鮮をかばい続けてきた中国が今、態度を急変させ…

  • 7

    ロシアが北朝鮮の核を恐れない理由

  • 8

    iPhone新作発表に韓国メディアが呼ばれなかった理由

  • 9

    iPhoneはなぜ割れるのか?<iPhone 10周年>

  • 10

    もし第3次世界大戦が起こったら

  • 1

    iPhoneX(テン)購入を戸惑わせる4つの欠点

  • 2

    イージス艦事故の黒幕は北朝鮮か? 最強の軍艦の思わぬ弱点

  • 3

    ポルノ王がトランプの首に11億円の懸賞金!

  • 4

    トランプ、金正恩の斬首部隊を韓国へ 北朝鮮に加え…

  • 5

    北朝鮮との裏取引を許さないアメリカの(意外な)制…

  • 6

    iPhone8はなぜ売れないのか

  • 7

    NYの電車内で iPhoneの「AirDrop」を使った迷惑行為…

  • 8

    石平「中国『崩壊』とは言ってない。予言したことも…

  • 9

    北朝鮮をかばい続けてきた中国が今、態度を急変させ…

  • 10

    自分を捨てた父親を探したら、殺人鬼だった

  • 1

    「クラスで一番の美人は金正恩の性奴隷になった」

  • 2

    「北朝鮮はテロリストだ」 北で拘束された息子は異様な姿で帰国し死んだ

  • 3

    北朝鮮はなぜ日本を狙い始めたのか

  • 4

    「金正恩の戦略は失敗した」増大する北朝鮮国民の危…

  • 5

    トランプの挑発が、戦いたくない金正恩を先制攻撃に…

  • 6

    米軍は北朝鮮を攻撃できない

  • 7

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 8

    中国が北朝鮮を攻撃する可能性が再び----米中の「北…

  • 9

    米朝戦争が起きたら犠牲者は何人になるのか

  • 10

    iPhoneX(テン)購入を戸惑わせる4つの欠点

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

全く新しい政治塾開講。あなたも、政治しちゃおう。
日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版 特別編集

最新版 アルツハイマー入門

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月