ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年前のバイキング墓...その驚くべき中身とは?
Metal Detectorist Reveals One of Norway’s Most Extraordinary Viking Graves
この墓の特異性とは?
この墓の特異性は、埋葬儀礼の複雑さを示しているにある。
ソーバージュは「この墓を極めて特異で希少なものとしているのは、遺骨が保存されていたことと、バイキング時代の葬送行動についての独自の視点を提供している点だ」と説明した。さらに、故人の口元に配置された2枚のホタテ貝と、複数の鳥の羽によって墓が縁取られていた点も、特異性として強調した。
2枚のホタテ貝は、湾曲した面が外側に向くように置かれており、その縁が接するように、まるで口を覆う保護的な仮面を形成するかのように配置されていた。ソーバージュによると、このような埋葬の様式は、ノルウェーにキリスト教伝来する前の墓にはないという。
さらに、鳥の骨も墓の中に丁寧に配置されて発見された。研究者たちは、これらの要素の組み合わせが、非常に独特な埋葬儀礼を示していると考えている。地元メディアによると、これらの品々は、故人の社会的地位やアイデンティティ、または精神的信念を反映している可能性があるという。
ソーバージュは「この発見が特に重要なのは、遺骨が残っていたことに加えて、これまで知られていなかった埋葬のあり方が見てとれる点である......口元にホタテ貝を2枚置き、墓を鳥の翼で縁取るという埋葬の仕方は、これまでに見たことがない」と驚きを隠さない。
「何らかの意味を持つ特別な品々を伴う埋葬儀礼が施された人物であったことの証左だ」
埋葬の正確な意味は現時点で不明だが、考古学者たちは「この人物は地元社会の中で際立った存在であり、多産を祈る儀式などに関わっていた可能性がある」と考えている。
ソーバージュは「ホタテ貝は、古典芸術に見られるように多産の象徴と結びつくこともあると同時に、南ヨーロッパにおける聖ヤコブ巡礼とも関連している。鳥の翼は、埋葬儀礼に視覚的にも強烈な印象を与えたに違いない」と語った。
【関連記事】
【画像】1200年前の「異様すぎる」バイキングの墓で見つかったものとは?
【動画】沈没船から見つかった、保存状態が良好すぎる「積み荷」
アマゾンに飛びます
2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
外資系証券会社の総務/丸の内でオフィスワーク/平日週5日勤務/年間休日120日
ワークスアイディ株式会社
- 東京都
- 月給25万円~30万円
- 正社員
-
東京「税務マネージャー」 世界5大会計事務所/外資クライアントメイン/フレックス・在宅勤
BDO税理士法人
- 東京都
- 年収600万円~1,000万円
- 正社員
-
「Accountingマネージャー」外資クライアントメイン/フレックス・在宅勤務有
BDO税理士法人
- 東京都
- 年収650万円~1,000万円
- 正社員
-
「DCプロジェクトリーダー」英語力必須 大手外資系案件 Ciscoグローバルゴールドパー
NTT Com DD株式会社
- 東京都
- 年収700万円~1,000万円
- 正社員





