なぜZ世代は「たばこ」に憧れるのか?...SNSで再燃する「喫煙美学」とは
Smoking Is Cool Again Among Gen Z
20年周期のトレンドか
ファッション業界のデータを分析するインスタグラムのアカウント「スタイル・アナリティクス」は昨年11月、画像・動画共有サイトのピンタレストで「smoking pose(喫煙している姿)」という語の検索数が、アメリカの18〜24歳の層で前年から70%増えたと報告した。
このアカウントを運営するモリー・ロイヤカースは、本誌の取材にこう答えた。
「喫煙が再びカルチャー入りし始めたことを示す最初の明確な兆候は、24年の『ブラット・サマー(Brat Summer)』だと思う。それまでの数年間を支配していた、過度に無菌的でクリーン・ガール・エステティック(ヘルシーでナチュラルなSNS発祥のファッションスタイル)からの明らかな転換だった」
「ブラット・サマー」とは、イギリスの女性シンガーソングライター、チャーリーxcxが24年夏に発表したアルバム『ブラット(Brat)』が巻き起こしたトレンドだ。
攻撃的な色彩や漆黒のサングラスというファッションスタイルで、快楽主義やカオス、奔放なパーティーカルチャーをこの作品で前面に押し出した。
ロンドンのおしゃれなハックニー地区で開いた自身の結婚式を含め、喫煙するチャーリーxcxの姿を捉えたパパラッチ写真が拡散されたこともあり、たばこは「ブラット的な美学」と切り離せない存在になった。





