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「おいしいものは口福を運ぶ」 パリ初の松花堂弁当専門店オーナーが語る新境地

2026年1月8日(木)16時40分
岩澤里美 (スイス在住ジャーナリスト)


團の店内

團は広いオープンキッチンの向かい側に10席が並ぶ(カウンターにも2席)。ゆとりのある空間で、気取らない雰囲気(撮影=筆者)

今も料理の研さんを重ねる

店内では、寿司松花堂弁当コースと和牛松花堂弁当コースもある。持ち帰り弁当は現在5種類(肉なし、グルテンフリーのパン粉使用なども対応可)。持ち帰り専門店という選択肢もあったが、「店内で皆さんにご満足いただいて信頼を得て、その上で、家で食べるお持ち帰り弁当もおいしいねと言っていただける形が自分の理想というか信念です」とのことだ。

ソーシャルメディアでの宣伝はまだあまりしていないが、夜の貸し切りも多くなり、おせち料理の注文もあったりと忙しさは増している。昔は調理の仕方を先輩から必死に聞き出したり、本を読みまくって学んだが、今は様々な料理人のユーチューブ動画を見て、技法や料理哲学のインプットを重ねている鵜飼さん。

「自分が学んだやり方に固執するよりも柔軟な心構えでいる方が楽しいですし、成長も成果もあると思っています。いろいろなアイデアが次から次へと浮かんでいるので、團がどういうふうに発展していくかが自分でも楽しみです。2025年はまさに怒涛の1年でしたが、今年は、すべての点で納得いく仕事をしたいですね。引き続き健康に留意したいので、オフの日にはしっかりと休むことも目標の1つです」と展望を語った。


岩澤里美[執筆者]
岩澤里美
スイス在住ジャーナリスト。上智大学で修士号取得(教育学)後、教育・心理系雑誌の編集に携わる。イギリスの大学院博士課程留学を経て2001年よりチューリヒ(ドイツ語圏)へ。共同通信の通信員として従事したのち、フリーランスで執筆を開始。スイスを中心にヨーロッパ各地での取材も続けている。欧米企業の脱炭素の取り組みについては、専門誌『環境ビジネス』『オルタナ(サステナビリティとSDGsがテーマのビジネス情報誌)』、環境事業を支援する『サーキュラーエコノミードット東京』のサイトにも寄稿。www.satomi-iwasawa.com


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