何気ない日常に潜む「認知症の兆候」──見逃せない3つの変化とは
2025年8月8日(金)10時11分
まず1つめは、「モノを捨てられなくなる」です。
【1】モノを捨てられなくなる
認知症が進んだ方のご自宅は、とにかくモノであふれていることが多いです。
もともとはきれい好きだった人でも、家の中が雑然としはじめ、徐々に足の踏み場がなくなり、ひどい場合はゴミ屋敷レベルまでモノがたまっていきます。
認知機能が衰えると、上手にモノを捨てられなくなるようです。
「モノを捨てる」には判断能力が必要
「いらないモノを捨て、必要なものだけ残す」というのは、判断力が必要です。
とくに今は、自治体によってはゴミ分別が非常に細かく複雑になり、うまくゴミを捨てられない高齢者が増えています。
認知機能の衰えによって、ただでさえ取捨選択が難しくなるのに、ゴミ分別問題なども相まって、ますます家にモノが増えていきます。
そしてもともと片づけられない人ではなかったはずなのに、片づけられない状況が続き、ゴミ屋敷化が進行してしまうのです。