最新記事
K-POP

世界で最も稼いだK-POPスター第1位は? BTSメンバーなどランクインの顔ぶれと、驚きの資産額

2023年5月27日(土)10時58分
クラリッサ・ガルシア
BTSメンバー

BTSメンバー(ワシントン、2022年5月) Leah Millis-REUTERS

<続々と新しいグループが誕生し、世界を席巻するK-POPだが、最も多くの資産を築いたスターたちは誰なのか>

K-POPが世界各国で人気を博し、韓国アーティストの活躍はこの数年、世界的な現象となっている。高いアルバムセールスを記録し、世界的なコンサートや広告出演を行う彼らは今や、想像を超える高収入を得る存在となった。セレブリティ・ネット・ワースが発表したデータを見ると、そのなかでも最もリッチなK-POPスターたちが分かる。

■【写真】最もリッチなK-POPスターランキング1~15位 トップはBTSでもBLACKPINKでもなく...

2022年に26カ国を対象に行われた調査では、約46%の人々がK-POPが自国で「非常に人気がある」と答えた。その中でも近年、特に人気の高いK-POPスターの代表格であり、高収入を得ているのは、男性ならBTS、女性ならBLACKPINKだろう。

ともに多様な音楽で人々の心をとらえ続けているが、グループやソロでの音楽活動にとどまらず、メンバーそれぞれが様々な企業との契約からも収入を得ている。例えばBLACKPINKのメンバーであるジェニーは、2018年にリリースしたソロデビューアルバム『Solo』が韓国チャートで2位にランクインし、シングル『Solo』は韓国と米国のワールドチャートで1位を獲得した。

同グループのリードボーカルとビジュアル担当のジスは、ソーシャルメディアのインフルエンサーでもあり、Instagramのフォロワーは7200万人を超える。ディオールやカルティエのブランドアンバサダーにも選ばれている。

またBTSのメンバーであるジミンのソロアルバム『FACE』は、発売初日に102万1532枚を売り上げ、「ビルボード200」チャートで2位を記録。同グループのメンバーであるジョングクは、マクドナルド、ヒョンデ(現代自動車)、サムスン、ルイ・ヴィトンなどのグローバルブランドとコラボレーションするなど、収入源は幅広い。

収入源は芸能活動や企業とのコラボだけではない

こうした芸能活動だけでなく、そこで築いた資産をもとにさらなるビジネスに乗り出して成功しているK-POPスターたちもいる。例えばベテラン歌手のピ(本名チョン・ジフン)は、韓国・清潭にある商業ビルを、購入価格の3倍以上で売却。妻のキム・テヒと共に、韓国ではセレブ不動産王として知られている。

BIGBANGのボーカル兼ダンサーであるソルも、不動産やYGエンターテインメントへの投資、30曲以上の楽曲の印税から資産を築いており、2017年には不動産投資だけで推定4760万ドルの収入を得たとされる。

このように、世界的な人気を背景にした本業に加えて事業や投資でも莫大な資産を築くK-POPスターたち。それでもセレブリティ・ネット・ワースによれば、最も多くの純資産を保有するのは今を時めくBTSでもBLACKPINKでもなく、K-POPがアメリカで認められる道を『江南スタイル』で切り開いた、パイオニアとも言うべきPSYだという。

*誤った写真を掲載していたため訂正しました。(5月27日11時42分)


東京アメリカンクラブ
一夜だけ、会員制クラブの扉が開いた──東京アメリカンクラブ「バンケットショーケース」で出会う、理想のパーティー
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英生保ストレステスト、全社が最低資本要件クリア

ビジネス

インド輸出業者救済策、ルピー相場を圧迫する可能性=

ワールド

ウクライナ東部の都市にミサイル攻撃、3人死亡・10

ワールド

長期金利、様々な要因を背景に市場において決まるもの
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 3
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地「芦屋・六麓荘」でいま何が起こっているか
  • 4
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 5
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 8
    レアアースを武器にした中国...実は米国への依存度が…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    反ワクチンのカリスマを追放し、豊田真由子を抜擢...…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中