インド経済、11月も高成長維持 都市部消費などが支え=中銀月報
ニューデリーの市場で買い物をする人々。2024年11月撮影。REUTERS/Anushree Fadnavis
Ashwin Manikandan
[ムンバイ 22日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は22日発表した月報で、インド経済は民間と都市部の消費需要に支えられ、11月も力強い成長の勢いを維持したと明らかにした。
月報は「需要状況は引き続き堅調で、都市部の需要を示す指標はさらに強まっている。高頻度指標は、祝祭後の11月に経済活動全体が持ちこたえたことを示唆している」と分析した。
7─9月期の国内総生産(GDP)は前年同期比8.2%増と6・四半期ぶりの高成長となり、中銀は、世界的な貿易不確実性が続く中「顕著な耐性」が示されたと指摘。「協調的な財政・金融・規制政策がこの1年の耐性構築につながった」と述べた。
インドは今年、米国の懲罰関税に伴う経済の逆風を受け、内需喚起策として消費財に対する減税を実施。さらに中銀は、12月の25ベーシスポイント(bp)利下げを含め、年初から政策金利を累計125bp引き下げている。
月報は「こうした決定は、総合・コアともにインフレ見通しが良好で、金融政策が一段と成長の勢いを支える余地が生まれたことに基づいている」と説明した。





