ロシアとウクライナ、双方が夜間に攻撃 エネインフラ標的に
ウクライナ東部ドネツク州で12月20日撮影の提供写真。Oleg Petrasiuk/Press Service of the 24th King Danylo Separate Mechanized Brigade of the Ukrainian Armed Forces/Handout via REUTERS
[キーウ 22日 ロイター] - ウクライナ南部オデーサ州の港湾およびエネルギーインフラでロシア軍が夜間攻撃を実施し、主要港で火災が発生したほか、数万人が停電に見舞われた。ウクライナのクレバ副首相が22日、明らかにした。
クレバ氏は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、「ロシアは港湾とエネルギーインフラに組織的な攻撃を仕掛けることで、海上物流を混乱させようとしている」と非難。「昨夜、港湾とエネルギー施設が再び標的となった」と述べた。
また攻撃を受けてピヴデンニ港で火災が発生したほか、エネルギーインフラの損傷により、オデーサ州の12万人超への電力供給が遮断されたと述べた。内務省によると、今回の攻撃で1人が負傷したもよう。
ロシアは昨晩の攻撃について直ちにコメントは出していない。
一方、ウクライナ参謀本部は22日、同国軍がロシア南部クラスノダール地方にある石油ターミナルを夜間攻撃し、爆発と火災が発生したと発表。「テレグラム」に投稿した声明で、同石油ターミナルはロシア軍の資金調達と兵站を支援するロシアのエネルギーインフラの一部であると述べた。





