オラクル会長、404億ドルの保証提供 パラマウントのWBD買収で
メディア大手パラマウント・スカイダンスとワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)のロゴ。12月8日撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[22日 ロイター] - 米オラクル共同創業者兼会長で富豪のラリー・エリソン氏は、メディア大手パラマウント・スカイダンスによる同業ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)買収提案を巡り、404億ドルの個人保証を提供する。22日に当局に提出された文書から明らかになった。
エリソン氏は、パラマウントのデービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)の父親。保証は、パラマウントの資金調達に対するワーナー取締役会の懸念を解消し、ストリーミング大手ネットフリックスとの買収合戦を有利に進めることが狙いとみられる。
WBDを巡っては、ネットフリックスがテレビ・映画スタジオとストリーミング部門を720億ドルで買収することで合意。パラマウントはその後、WBDの全事業を対象に1084億ドルの敵対的買収案を発表したが、WBDは十分な資金調達が保証されていないとして、パラマウントの提案を拒否した。
ニュースを受け、 WBDの株価は約3%上昇。パラマウントも約7%高で推移した。





