豪首相支持率が再選以来最低、銃乱射事件受け批判高まる
12月17日、シドニーで、銃乱射事件の犠牲者のための追悼式で演説するアルバニージー首相。REUTERS/Hollie Adams
Renju Jose
[シドニー 22日 ロイター] - オーストラリア・シドニー近郊のボンダイビーチで発生した銃乱射事件を受け、アルバニージー首相への批判が強まっている。
現地紙シドニー・モーニング・ヘラルドが22日公表した世論調査では、同氏の支持率が今月初めのプラス6からマイナス9へと15ポイント落ち込み、今年5月の総選挙で大勝して以来最低となった。
野党が政府は反ユダヤ主義の抑制に十分な対策を講じてこなかったとの批判を強める中、21日にボンダイで開かれた追悼イベントではアルバニージー氏が聴衆の一部からブーイングを浴びる場面があった。
こうした中、シドニーがあるニューサウスウェールズ州では22日、銃器所持の大幅な制限などに向けた新たな法案を採決するため議会を再招集した。法案はテロシンボルを掲げることを禁止し、抗議デモを制限する内容も盛り込んでいる。





