韓国、投資促進へ銀行・商業規制の緩和計画
12月11日、韓国の具潤哲・企画財政相は、投資促進に向け、銀行と商業の分離に関する規則を緩和する計画だと述べた。写真は、ソウルの明洞ショッピング街で客を待つ露天商(左)。2023年1月撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 11日 ロイター] - 韓国の具潤哲・企画財政相は11日、投資促進に向け、銀行と商業の分離に関する規則を緩和する計画だと述べた。
ただ、市民団体からは、この措置は家族経営の大財閥にしか利益をもたらさないと懸念する声が上がっている。
具氏はテレビ中継された政策会合で李在明大統領の質問に答え「産業界による銀行支配を禁じている現在の考え方には介入しない。金融規制を緩和し、大規模投資を可能にすることが狙いだ」と述べた。
規則の改正に伴い、最先端技術分野での資金調達を可能にするために、持ち株会社が金融部門に対して一定の支配権を持つことが認められる可能性がある。
具氏はまた、歳入をより適切に管理するため、新たな政府系ファンドを設立する計画があると述べた。詳細は明らかにしなかった。





