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日経平均は続落、FOMC通過で出尽くし ソフトバンクG大幅安

2025年12月11日(木)16時36分

東京証券取引所で働く東京証券取引所の従業員(2018年10月11日)。REUTERS/Issei Kato

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比453円98銭安の5万0148円82銭で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したことで反発して始まったが、材料出尽くしとの見方から利益確定売りが広がった。為替相場で円がじり高になったことも株価の重しとなった。指数寄与度の高いソフトバンクグループが大幅安となる中、日経平均は心理的節目の5万円を下回る場面があった。

SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「これまで相場をけん引してきた主役が変わりそうな雰囲気になってきた。買われ過ぎ銘柄の修正が進む中、出遅れや配当利回りに注目した買いが入っている」との見方を示した。

日経平均は215円高で寄り付き、小幅ながら上値を伸ばした後、マイナス圏に転落した。後場は時間外取引での米株先物の下げ幅拡大を受け、676円安の4万9926円27銭まで下落。その後はドル安/円高に一服がみられる中、株価も売り一巡となり、日経平均は5万0100円を軸とした小動きに終始した。

個別では、米IT大手オラクルの時間外取引での株価急落を受け、ソフトバンクGが7%超下落し、1銘柄で日経平均を280円程度押し下げた。ソフトバンクGとオラクル、オープンAIの3社は米国で5000億ドル規模の人工知能(AI)インフラの合弁事業「スターゲート」計画を進めており、決算を受けて、市場では先行きを不安視する声が聞かれた。

そのほか主力株では、IHI、川崎重工業、三菱重工業などの防衛関連株が3─4%超安となった。三井金属、太陽誘電も4%超安とさえなかった。アドバンテスト、三井物産、パナソニック ホールディングスは4%超上昇した。

TOPIXは0.94%安の3357.24ポイントで取引を終えた。朝方は続伸し史上最高値を更新したが、その後軟化した。東証プライム市場指数は前営業日比0.94%安の1728.91ポイント。プライム市場の売買代金は5兆3942億0300万円だった。

東証33業種では、値下がりは情報・通信、非鉄金属、電気・ガス、機械、石油・石炭製品など28業種、値上がりは卸売、証券など5業種となった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.19%安の653.07ポイントと、反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが207銘柄(12%)、値下がりは1361銘柄(84%)、変わらずは39銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 50148.82 -453.98 50818.39  49,926.27

─50,875.98

 

TOPIX 3357.24 -31.78 3408.63  3,352.13─

3,410.97 

プライム市場指数 1728.91 -16.47 1756.21  1,726.49─

1,756.21 

スタンダード市場指数 1496.68 -14.59 1514.50  1,496.26─

1,514.67 

グロース市場指数 858.83 -17.15 874.68  856.29─87

5.56 

グロース250指数 653.07 -14.61 666.58  650.73─66

7.26 

東証出来高(万株) 200933 東証売買代金(億 53942.03

円)

株式関連指標の索引ページ(日本語表示)株式関連指標の索引ページ(英語表示)

TOPIX(東証株価指数)プライム市場指数スタンダード市場指数グロース市場指数

東証プライム市場出来高上位50傑東証プライム市場売買代金上位50傑東証プライム市場値上がり率上位50傑東証プライム市場値下がり率上位50傑東証プライム市場値上がり幅上位50傑東証プライム市場値下がり幅上位50傑

日経225先物SGX日経225先物TOPIX先物日経225オプション  大阪取引所有価証券オプションのメニューページ

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