ベネズエラ沖の麻薬船攻撃、米国民の約半数が反対=世論調査
米国とベネズエラ国旗 REUTERS/Dado Ruvic/イラスト
Patricia Zengerle
[ワシントン 10日 ロイター] - ロイター/イプソスの世論調査によると、ベネズエラ近海で違法薬物を運んでいる疑いのある船舶を攻撃する米軍の作戦について、幅広い米国民が反対している。
これまでに87人の死者が出ているこの攻撃を裁判所の許可なく実施することに、回答者の48%が反対と答えた。賛成は34%、不明・未定は18%だった。
共和党支持者の間では賛成が67%、反対は19%だった。民主党支持者は80%が反対する一方、賛成は9%にとどまった。
船舶が麻薬を積載していた証拠はほとんど公表されておらず、船舶を臨検するのではなく海上で爆破する必要があったことを示す根拠もないことから、専門家はこれらの攻撃の適法性を疑問視している。
トランプ氏は中米ホンジュラスの前大統領で、麻薬密売と銃器使用に関する罪で米国で服役していたフアン・オルランド・エルナンデス前大統領に恩赦を与えた。
ロイター/イプソス調査によると、この恩赦への反対が64%に達した一方、支持は8%にとどまった。残りは不明もしくは無回答だった。
今回の調査は8日までの6日間にわたって実施され、全米の成人4434人がオンラインで回答した。





