米イーベイ、第4四半期利益見通しが市場予想下回る 株価下落
10月29日、米電子商取引(EC)大手イーベイが発表した2025年第4・四半期決算の調整後1株当たり利益予想は1.31─1.36ドルとなり、LSEGがまとめたアナリストによる市場予想平均の1.39ドルを下回った。写真は同社のロゴを使ったイメージ。2月11日、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Juby Babu
[29日 ロイター] - 米電子商取引(EC)大手イーベイが29日発表した2025年第4・四半期決算の調整後1株当たり利益予想は1.31─1.36ドルとなり、LSEGがまとめたアナリストによる市場予想平均の1.39ドルを下回った。株価は時間外取引で一時8.5%下落した。
売上高は28億3000万─28億9000万ドルを見込み、市場予想の27億9000万ドルを上回った。
同時に発表した第3・四半期決算は売上高が28億2000万ドル、調整後1株当たり利益は1.36ドルだった。市場予想平均のそれぞれ27億3000万ドル、1.33ドルを上回った。
トランプ米大統領による輸入品への関税引き上げや、一部の通関要件変更が中小企業に多大な不確実性をもたらしている。一方、輸入品の価格高騰への懸念が消費者心理を圧迫している。
ジェイミー・イアンノーネ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で「イーベイは引き続き国際市場全体でマクロ経済的な課題に直面しており、米国向け越境ECへの逆風も強まっている」と述べた。
ペギー・アルフォード最高財務責任者(CFO)は、小口輸入品の関税を免除する「デミニミス」措置の廃止後、米国へ輸出している主要市場の取引量が9月以降に前年と比べた成長率が減速したと説明した。





