ニュース速報
ワールド

ロシア特使、トランプ政権当局者と協議継続 「圧力は無意味」

2025年10月27日(月)08時09分

ロシアのドミトリエフ特使(投資・経済協力担当)は10月26日、米国でトランプ政権の代表者らと協議を継続していると述べた。5月9日、モスクワ中心部の赤の広場で撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)

[モスクワ 26日 ロイター] - ロシアのドミトリエフ特使(投資・経済協力担当)は26日、米国でトランプ政権の代表者らと協議を継続していると述べた。

ドミトリエフ氏は24日、ロイターの取材に対し、以前から計画されていた会談のために米国を訪問していると語っていた。

ドミトリエフ氏はメッセージアプリ「テレグラム」への投稿で、「訪米中に米政権の代表者と3日目の交渉を行っている」と述べた。

また、「ロシアに圧力をかけようとするいかなる試みも、全く無意味だ」とし、一部の勢力がロシアと米国の対話を妨害しようとしていると語った。

米国のスタンフォード大学で学んだ後、ゴールドマン・サックスに勤務した経歴を持つドミトリエフ氏は、ロシアのエリート層の中でも米国に最も精通した人物の一人で、トランプ政権の主要メンバーとも密接な関係にある。

トランプ大統領は22日、ロシアの石油大手2社に制裁を科すと発表し、ウクライナ戦争を巡る政策を大きく転換させた。

ロシアのプーチン大統領は23日、ロシアは米国などの外国の圧力に決して屈しないと述べた上で、ロシア領土の奥深くを狙った攻撃があれば「極めて深刻」に報復すると警告した。

ドミトリエフ氏は、ロシア経済は「良好な状態」にあり、負債も少ないと述べ、この情報を米国に伝える必要があると指摘した。

また「ウクライナ紛争の解決はこの紛争の根本原因が根絶された場合にのみ可能であることをわれわれは確認する」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米航空管制官不足で今後数日は遅延・欠航続く見通し=

ワールド

中国軍のミサイル爆撃機、台湾付近で訓練=国営テレビ

ワールド

アイルランド大統領選、独立系左派のコノリー氏が圧勝

ワールド

原油先物は反発、米中が貿易協定の枠組み合意を発表
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水の支配」の日本で起こっていること
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 5
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 6
    「平均47秒」ヒトの集中力は過去20年で半減以下にな…
  • 7
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 8
    1700年続く発酵の知恵...秋バテに効く「あの飲み物」…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    【テイラー・スウィフト】薄着なのに...黒タンクトッ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 10
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中