中国軍事演習、153機の活動確認と台湾 過去最多
台湾国防部(国防省)は15日、前日に台湾周辺で中国人民解放軍が実施した演習に関し、1日としては過去最多の153機の中国軍機の活動を確認したと発表した。写真は中国と台湾の旗の前にある飛行機で2022年8月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
Ben Blanchard
[台北 15日 ロイター] - 台湾国防部(国防省)は15日、前日に台湾周辺で中国人民解放軍が実施した演習に関し、1日としては過去最多の153機の中国軍機の活動を確認したと発表した。
国防部が示した地図によると、153機のうち28機が台湾海峡の中間線を越えた。主要な空軍基地がある台湾南東部沿岸や、台湾が実効支配する南シナ海のプラタス諸島でも中国軍機を確認した。
中国海軍の艦船14隻と「公船」12隻も確認したとしている。
卓栄泰行政院長(首相)は、中国の軍事演習は台湾にとって懸念事項であるだけでなく、地域を不安定にする恐れがあると指摘。「事前の警告なく行われる演習は、地域全体の平和と安定を大きく乱すことになる」とし、「中国の演習は台湾周辺に影響を与えるだけでなく、国際航行権や空・海の空間全体に深刻な影響を与え、他国も注目している」と記者団に語った。
沿岸警備を所管する台湾海洋委員会の管碧玲主任委員は自身のフェイスブックで「中国は軍事演習で台湾と国際社会に圧力をかけることを企図したが、中国の拡張主義的な行動に対する国際的な連帯を強めることになった」と指摘し「両岸(台中)関係はもはや両岸の問題ではなくインド太平洋における国際関係の中心にある」と述べた。
法務部(法務省)の調査当局は、インターネット上で偽情報を複数発見したと明らかにした。台湾軍が迅速に対応せず、液化天然ガス(LNG)運搬船が引き返さざるを得なかったといった虚偽の情報が流されていたという。
調査当局は、ソーシャルメディア・ページのハッキングなどをした「海外のハッカー部隊」による「認知操作」と指摘したが、中国を名指しはしなかった。
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