ニュース速報
ワールド

ハリス氏、民主党の団結へ意欲 「トランプ打ち負かすため全力」

2024年07月22日(月)15時34分

 米大統領選撤退を表明したバイデン大統領から後継者として支持を受けたハリス副大統領は、民主党の団結に向け意欲を示した。写真は2021年7月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein)

Nandita Bose Jarrett Renshaw Jeff Mason

[ワシントン 22日 ロイター] - 米大統領選撤退を表明したバイデン大統領から後継者として支持を受けたハリス副大統領は、民主党の団結に向け意欲を示した。

声明文で党候補指名獲得を目指すと表明。「(共和党候補の)ドナルド・トランプを打ち負かすため、民主党と国を団結させるよう全力を尽くす」と述べた。

事情に詳しい関係筋によると、ハリス氏は副大統領候補となる可能性があるシャピロ・ペンシルベニア州知事のほか、下院民主党トップのジェフリーズ院内総務、「黒人議員連盟」会長のスティーブン・ホースフォード下院議員と電話した。

また、ハリス氏の陣営や支援団体は8月の民主党全国大会に向けて支持を確保するため代議員に電話をかけ始めた。

複数の関係筋によると、党内で挑戦者となりそうな人物を阻止することを目的とした呼び掛けという。

民主党関係者の多くがハリス氏への支持を表明したが、ペロシ元下院議長やオバマ元大統領ら一部の有力者は支持を明言していない。

民主党全国委員会(DNC)のジェイミー・ハリソン委員長は、近く指名プロセスの次のステップを発表すると述べた。

黒人女性でアジア系のハリス氏(59)は78歳のトランプ氏との間にまったく新しいダイナミズムを生み出し、世代・文化的な対照が際立つだろう。米国は248年の歴史で女性を大統領に選出したことがない。

ホワイトハウスによると、ハリス氏は東部時間22日午前11時30分(日本時間23日午前0時30分)、NCAA2023─24年大学選手権チームを祝うイベントのためホワイトハウス南庭で演説する予定という。

<共和党はバイデン氏に即刻辞任要求>

一方、共和党のジョンソン下院議長や副大統領候補に指名されたJ・D・バンス上院議員らがバイデン大統領に直ちに辞任するよう要求した。

バイデン氏は撤退表明の中で、来年1月20日までの任期を全うすると表明。同氏が辞任すれば大統領継承第2位の地位を得るジョンソン下院議長は「バイデン氏が再選に適さないなら、大統領を務めることも適さない。即刻辞任すべきだ」と主張した。

またバンス氏は「バイデン氏が再選キャンペーンを終わらせるなら、大統領にとどまることを正当化できるのか」とXに投稿した。

このほか、マークウェイン・マリン上院議員らは政権の閣僚らに対し、大統領が職務を遂行できない場合の対処を定めた合衆国憲法修正第25条を発動してバイデン氏を罷免するよう求めた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米政権、鉄鋼・アルミ関税引き下げ報道を否定 「決定

ビジネス

米CPI、1月は2.4%に鈍化 基調インフレ圧力は

ワールド

米政権、ハーバード大を提訴 「入試の人種考慮巡る捜

ワールド

五輪=CAS、「追悼ヘルメット」のウクライナ選手の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の定説に挑む、3人の日本人科学者と外科医
  • 4
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベル…
  • 5
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 6
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    毛沢東への回帰? それとも進化? 終身支配へ突き…
  • 9
    「ドルも弱い」なのになぜ、円安が進む? 「ドル以外…
  • 10
    「賢明な権威主義」は自由主義に勝る? 自由がない…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中