墜落した米軍オスプレイの捜索続く、安全確認後の飛行を要請と防衛相

海上保安庁は11月30日、鹿児島県の屋久島沖に墜落した米軍の輸送機オスプレイの乗員の人数を8人に訂正した。写真は2018年3月、沖縄上空を飛行する米海兵隊のMV22オスプレイ(2023年 ロイター/Issei Kato)
Atsuko Aoyama Kantaro Komiya
[東京 30日 ロイター] - 鹿児島県の屋久島沖に墜落した米軍オスプレイの乗員捜索は、事故から一夜明けた30日も続いている。海上保安庁によると、前日に1人の死亡を確認して以降、新たな手掛かりは見つかっていない。木原稔防衛相は米軍に対し、安全確認後のオスプレイの飛行を要請することを明らかにした。
事故を起こしたオスプレイは米空軍横田基地所属のCV22。米軍によると8人が搭乗し、定期訓練中だった。
木原稔防衛相は30日午前の参議院外交防衛委員会で、米側に対して「国内に配備されたオスプレイについては捜索救助活動を除き、飛行にかかる安全が確認されてから飛行を行うよう要請する」と発言。「事故の状況等について早期の情報提供を求めている」と述べた。
防衛省は、陸上自衛隊が運用するオスプレイの飛行を当面見合わせることを決めた。
海保は当初8人搭乗と発表していたが、その後6人に訂正。30日朝に再び8人に訂正した。
(青山敦子、小宮貫太郎)